「オオカミの誘惑」

ディズニープラスの配信ドラマ「北極星」(2025年)で約20年ぶりのドラマ出演を果たし、是枝裕和監督作「ベイビー・ブローカー」(2022年)では複雑な内面を抱える難役を好演。さらに「憑依」(日本公開・2024年)や「プロット 殺人設計者」(日本公開・2025年)など、多彩な役柄を演じ続ける韓国映画界を代表する俳優、カン・ドンウォン。

出演作ごとに高い注目を集め、端正なビジュアルと確かな演技力で支持され続けている。

■カン・ ドンウォン出演作品をチェック

その輝かしいキャリアを語るうえで欠かせない作品が、8月14日(金)にLaLa TV 韓・華・ライフスタイルで放送される映画「オオカミの誘惑」(2004年)だ。本作は第1次韓流ブーム後期の日本において多くの女性ファンを中心に熱い支持を集め、カン・ドンウォンという俳優の存在を強く印象づけた1本と言えるだろう。

若き日のカン・ドンウォンの儚さと輝き "少女漫画"から飛び出したかのよう"と評された「オオカミの誘惑」
カン・ドンウォンの美しさと、儚さをまとった存在感を堪能できる「オオカミの誘惑」
カン・ドンウォンの美しさと、儚さをまとった存在感を堪能できる「オオカミの誘惑」

©2004 Sidus Corporation, ALL RIGHTS RESERVED

カン・ドンウォンはモデルとして人気を集めた後、ドラマ「威風堂々な彼女」(2003年)で俳優デビュー。同年「1%の奇跡」でドラマ初主演を務め、注目を集めた。そして2004年、ロマンチックコメディ「彼女を信じないでください」と、本作「オオカミの誘惑」という対極の魅力を描いた2作の相次ぐヒットにより、映画スターとしての地位を確かなものにした。

以降は映画を主戦場にキャリアを構築し、アクション、ホラー、クライムサスペンス、ヒューマンドラマ、コメディまで幅広いジャンルでその実力を証明してきた。

若き日のカン・ドンウォンの儚さと輝き "少女漫画"から飛び出したかのよう"と評された「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」

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本作は、当時の韓国で爆発的な人気を集めたインターネット小説を実写化した青春ラブストーリー。ドラマチックな展開には、かつて日本で一世を風靡した"ケータイ小説"を思わせる、ゼロ年代特有の空気感と10代の若者のリアルな熱量が詰め込まれている。

物語は、田舎からソウルへ転校してきた純朴な女子高生ハンギョン(イ・チョンア)を巡り、タイプの異なる2人のイケメン不良高校生との切ない恋愛模様が描かれている。その不良の1人で、孤独や悲しみ、危うさを漂わせるテソンを演じたのが、カン・ドンウォンである。

本作におけるテソンの最大の魅力は、近寄りがたい雰囲気の奥に秘めた繊細さと、ハンギョンにだけ見せる素顔とのコントラストにある。

学校では他校の生徒からも恐れられる一匹狼的存在でありながら、ハンギョンの前では人懐っこい素顔や、一途で優しい表情を見せる。そのギャップが、テソンという人物の切なさをより際立たせている。

当時、「少女漫画から飛び出してきたかのよう」などと評された圧倒的なビジュアルはもちろん、多くの観客を魅了したのは、若き日にすでに完成度の高かったカン・ドンウォンの繊細な表現力だった。

カン・ドンウォン演じるテソンは口数の多いキャラクターではない。だからこそ、セリフだけに頼らず、視線の動きや佇まい、沈黙の間を巧みに生かしながら、感情の揺らぎを丁寧に表現している。ハンギョンの前だけで見せる無邪気な笑顔、伏し目に漂う孤独と悲哀――。その繊細な表現によって、危うさと優しさをあわせ持つテソンという人物像に豊かな奥行きを与えている。

なかでも、雨に降られるハンギョンの傘の中へテソンが飛び込んでくる場面は、本作を象徴する名シーンとして知られている。傘がゆっくりと持ち上がり、カン・ドンウォンのまぶしい笑顔が画面いっぱいに映し出される場面は、当時大きな話題を呼び、今なお多くのファンの記憶に刻まれている。

若き日のカン・ドンウォンの儚さと輝き "少女漫画"から飛び出したかのよう"と評された「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」

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一方、もう1人の不良高校生・ヘウォン(チョ・ハンソン)は、ハンギョンに一目惚れし、真っすぐで飾らない想いをぶつける不器用で熱い人物。対照的な魅力を持つ2人に愛され、その間で揺れるヒロインの姿が、物語に切なさと緊張感をもたらしていく。

若き日のカン・ドンウォンの儚さと輝き "少女漫画"から飛び出したかのよう"と評された「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」

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しかし、テソンが抱える切ない秘密が明らかになるにつれ、物語は悲恋へと大きく動き出していく。

激しい感情をぶつける鋭い眼差しと、ふとした瞬間にのぞかせる儚さ。表情のわずかな変化だけで心の揺らぎを伝える芝居には、20代前半とは思えない表現力と、現在にも通じるカン・ドンウォンならではの魅力が息づいている。

若き日のカン・ドンウォンの儚さと輝き "少女漫画"から飛び出したかのよう"と評された「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」

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ライバル役チョ・ハンソンの熱い存在感や、イ・チョンアの初々しい演技も本作に欠かせない魅力だ。3人が織りなす青春の痛みや切なさが、鮮烈な余韻を残している。

若き日のカン・ドンウォンの儚さと輝き "少女漫画"から飛び出したかのよう"と評された「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」
「オオカミの誘惑」

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「オオカミの誘惑」で見せた演技は、カン・ドンウォンの俳優人生を語るうえで欠かせない名演として、今なお色褪せることがない。

近年のカン・ドンウォンの円熟した演技に惹かれた人はもちろん、若き日の魅力にあらためて触れたい人にとっても、本作は見逃せない1本だ。若き日の輝きを余すところなく味わえる本作を、この機会に堪能してほしい。

文=HOMINIS編集部

放送情報

オオカミの誘惑
放送日時:2026年8月14日(金) 23:30~、8月31日(月)23:30~
チャンネル:LaLa TV 韓・華・ライフスタイル(スカパー!)
※放送スケジュールは変更になる場合がございます

出演:カン・ドンウォン チョ・ハンソン イ・チョンア ほか

最新の放送情報はスカパー!公式サイトへ

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