唐突な発表で、エンタメ界に激震が走っています。

8月30日、7人組の男性アイドルグループ「WEST.」の藤井流星(33)と小瀧望(30)が、グループを脱退すると発表された件です。
所属事務所STARTO ENTERTAINMENTが公式サイト等で伝えたところでは、2人から脱退の希望があり、正式な脱退時期は未定とのこと。

WEST.の2名脱退や結婚騒動は「起きて当然だった」。SMA...の画像はこちら >>

“W結婚騒動”とも関係が? 独身の2人が脱退

WEST.をめぐっては、8月9日に濱田崇裕(37)と重岡大毅(34)が一般女性と結婚していたことをいきなり公表し、重岡は第一子誕生も同時に報告していました。

「ジャス民」(=WEST.ファン)からは祝福よりも、《推しが突然子持ちになっていた…》《ファンより自分のことしか考えてない》など嘆きの声が多く、ほぼ炎上状態に。

これで7人中4人が既婚という異例のグループになったわけですが、今回脱退を決めた藤井・小瀧はともに独身です。結婚をめぐるグループ内での不信感も、脱退劇に関係しているのでは――と、芸能マスコミでは見られています。

今の男性アイドルグループビジネスは異常

でも考えてみれば、30代にもなった男性が結婚したり、独立を考えるのは、人として普通のこと。なぜ「ファンへの裏切り」のような騒動になるのでしょうか?

「今回の問題から見えてくるのは、そもそも“今”の男性アイドルグループビジネスが異常だということです」
そう指摘するのは、「文春オンライン」「現代ビジネス」など多数のメディアに芸能コラムを寄稿する恋愛コラムニスト、堺屋大地さんです。

その異常性の元凶は、「活動期間が長すぎる」ことだといいます。

WEST.の2名脱退や結婚騒動は「起きて当然だった」。SMAPや嵐のような男性アイドル像は、もう限界
2014年、ジャニーズWESTとしてのデビュー盤「ええじゃないか」
「WEST.は、2014年にジャニーズWEST名義でCDデビューしたので、同じメンバーで、もう12年も活動しています。

以前は、光GENJIや男闘呼組のように、5~10年で解散するのが当たり前でした。『アイドル』とは、ビジュアルや若さや独身性をウリにする職業(ビジネス)だったから当然です。

それがSMAP以降、『10周年、15周年を迎えるべきもの』というような潮流になってしまった。28年活動したSMAPという存在が、良くも悪くも、男性アイドルグループの寿命を圧倒的に伸ばしたのです」(堺屋さん、以下同)

SMAPや嵐のような長寿を理想とするのは酷だ

SMAPに続くV6は26年、嵐も26年(うち5年間は休止)と、たしかに大変な長寿です。

「V6や嵐が、解散まで脱退者を出さずに続いたのは、とても素晴らしいと同時に、異常なほど奇跡的なことなのです。後輩グループたちにも、同じような奇跡を求めるのは、酷なことだと思います」

WEST.の2名脱退や結婚騒動は「起きて当然だった」。SMAPや嵐のような男性アイドル像は、もう限界
11年目で11枚目のフルアルバム 『A.H.O. -Audio Hang Out-』 (2025)。

女性アイドルグループは「卒業」でしのぐ

一方、女性アイドルグループは「卒業」制度によって、男性アイドルグループとは違う進化を遂げている、と堺屋さん。

「モーニング娘。
以降に、卒業・新加入でメンバーを新陳代謝させながら、グループ自体を存続させるようになりました。この手法を考案したつんくはすごいと思います。
逆に言うと、女性アイドルは現役でいられるリミットがある程度決まっている。男性も、以前の光GENJIや男闘呼組の時代は、アイドル寿命にリミットがあった。そのほうがアイドルとして正常なのです」

WEST.脱退劇は「起きて当然だった」

この変化が速い時代に、同じメンバーで10年20年を求められる男性アイドルグループビジネスは、もう限界に来ているのかも。

「その意味では、WEST.でデビュー12年目に起きた脱退劇は、“起こるべくして起きたこと”“起きて当然だった”と言えるかもしれません」

WEST. は10月31日~11月1日の「KAMIGATA EXPO PARK FES 2026」に出演予定でしたが、事務所は「7名での出演が困難」だとしてチケットの返金対応を発表。ひどく後味が悪い形になってしまいました。

せめて、“男性アイドル自身も自由になれるビジネスモデル”を模索する契機となればよいのですが。

<堺屋大地 文/溝口ゆかり>

【堺屋大地】
恋愛をロジカルに分析する恋愛コラムニスト・恋愛カウンセラー。『日刊SPA!』(扶桑社)で恋愛コラム連載、『SmartFLASH』(光文社)でドラマコラム連載、『コクハク』(日刊現代)で芸能コラム連載。そのほか『文春オンライン』(文藝春秋)、『現代ビジネス』(講談社)、『集英社オンライン』(集英社)、『週刊女性PRIME』(主婦と生活社)などにコラム寄稿。LINE公式のチャット相談サービスにて、計1万件以上の恋愛相談を受けている。
公式SNS(X)は @SakaiyaDaichi
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