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『ラブライブ!サンシャイン!!』から生まれたAqoursの派生ユニットGuilty Kiss。そしてライバルのSaint Snowがぶつかり合うツーマンライブ<ラブライブ!サンシャイン!! Guilty Kiss × Saint Snow TWO-MAN LIVE “VS”>が横浜・ぴあアリーナMMにて、7月4日(土)・5日(日)、2日間にわたり行われた。
PHOTOGRAPHY BY VISUALNOTES. Inc./鈴木健太(KENTA Inc.)/中島たくみ/山元良仁
TEXT BY 塚越淳一
最初からクライマックス!?初手で新曲を互いにぶつけ合う対バンライブがスタート!
会場を埋め尽くす観客が、Guilty KissとSaint Snowの対決を待っている。影ナレで早速ぶつかり合う2つのユニット。魔力で魅了するというGuilty Kissと「私たちに挑戦したことを後悔させてあげるから」と騎士らしく正々堂々と受けて立つSaint Snow。どちらも新曲を持っていくことを条件に実現した魔女と騎士の戦いの幕が、遂に上がる。
Guilty Kissは、逢田梨香子(桜内梨子役)、小林愛香(津島善子役)、鈴木愛奈(小原鞠莉役)。対する、Saint Snowは田野アサミ(鹿角聖良役)、佐藤日向(鹿角理亞役)。そしてバックバンドとしてBURN BORN BAND。MEG(バンマス&Gt.)、Junya Yamamoto(Dr.)、Rock Sakurai(Ba.)Yuki Nara(Gt.)、Nao Nishimura(Key.)が、2つのユニットのパフォーマンスを熱い演奏で支えることとなった。
DAY1を大盛況で終えて迎えたDAY2。オープニングのアタック映像後、メインステージに2人が颯爽と姿を現す。DAY2はSaint Snowの新曲「WHITE OUT」からスタートだ。
続いて、センターステージに登場したGuilty Kiss。イントロのベースが響き渡ると、新曲「BLACK OUT」で対抗する。Saint Snowが気高いライブで圧倒したかと思えば、こちらは観客を巻き込んで、熱狂させるという魔法をかける。ステージで和気あいあいする3人の元気でキュートな歌声と、ヘビーなバンドサウンドが合わさるケミストリーが気持ちを昂らせ、最後は会場全体でとてつもない一体感を生み出していた。2つのユニットが挨拶代わりにぶちかました2曲を終えると、再びメインステージにSaint Snowが姿を現す。
ギターイントロで会場がどよめき、今度はヘッドセットで「Lonely Snow Planet」を歌う2人。この曲は、みんなで声を出して騒げる曲で、田野も「もっと!」と煽る。ステージから放たれる無数の光のスケール感、そして2人の歌唱力とダンスの表現力の高さで、会場中を興奮させた。
負けてはいられないGuilty Kissは「New Romantic Sailors」で対抗。再びセンターステージに現れ、3人が息の合ったダンスパフォーマンスで魅了する。スクリーンにはゲーム画面のような映像を流し、曲のキャッチーさと疾走感でフロアを熱狂させる。ゲームチックな楽曲でレーザーが飛び交っているのに、メインステージでは、Nao Nishimuraがグランドピアノを叩き弾いている姿もかっこよく印象的だ。
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Guilty Kiss VS Saint Snowだからこそ魅せられる多彩なジャンルのライブ中盤戦
強力な歌を交互に歌ったあとは、Saint Snowのブロック。いきなりミクスチャーロック「SELF CONTROL!!」を叩きつける。ラップを織り交ぜながら息が完璧に合ったコンビネーションで圧倒。ステージを大きく使い、両端でパフォーマンスをしても、呼吸は一切乱れないのも凄まじく、隙のまったくないパフォーマンスだった。
MCではコール&レスポンスで自己紹介。「その後、同じ会場で行ったライブ(“ラブライブ!サンシャイン!! Saint Snow 1st GIG ~Welcome to Dazzling White Town~”)を思い出し、あの時はコロナ禍の制限で声を出すことができなかったと振り返る。今日は声が出せることを喜び、更にコーレスをして楽しんでいた。
MC後に歌ったのはダンスチューン「Dazzling White Town」。今度はキレキレのダンスパフォーマンスで魅了。
今度はGuilty Kissの出番だ。メインステージに登場すると「Strawberry Trapper」をぶちかます。激しい演奏とガイコツマイクが付いたマイクスタンドを使ってのパフォーマンスで圧倒。鈴木のロングトーンや3人の力強い歌声に、会場は興奮の坩堝と化す。
「ファミリア召喚!愛こそすべて、Guilty Kiss」と叫び、ドラムに合わせて“Guilty Kiss”の大コールを巻き起こし、みんなで心を1つにする。そこからは恒例のコーレスで自己紹介をし、盛り上がる。さらに黒い衣装について3人で話していたが、ここではパンツルックの鈴木が、2人のスカート姿に興味津々になり、会場を笑わせていた。
再びライブに戻り、3人がマイクスタンドを使ってポーズを決めるところから始まったのが「Shooting Star Warrior」。サビではステージ前方から、花火が立ち上がり、視覚的にも熱くなっていく。MCの和やかな雰囲気から、一瞬でヘビーなロックの世界に変わる緩急が凄まじい。さらに重厚な音を響かせた「コワレヤスキ」では一気に爆発するサビが圧巻で、今度はステージから炎が何度も吹き上がっていた。曲の後半で「Saint Snow、かかってきなさい!」と小林が叫び、3人がシャウトするところからは、サウンドも歌も熱さを増していき、観客も「オイ!オイ!」と怒号のような声を上げ熱狂していた。
今度はSaint Snowがセンターステージに立ち「CRASH MIND」を熱唱。メタルなサウンドの中で踊り狂うピアノ。そして田野と佐藤の声量。操り人形のような振付など、世界観の構築も見事だった。Guilty Kissも同じくセンターステージで「Deep Sea Cocoon」を披露する。椅子に腰掛けた逢田が歌い出すと、会場は一気にGuilty Kissの世界に塗り替わる。ヘビーなサウンドからDメロでガラッと景色が変わってポップになり、そこから再び重厚な世界になるというドラマチックな展開。
ピアノのイントロから、ヘビーロックの分厚いサウンドが轟く。佐藤が迫力ある低い声で「まとめて全員、かかってこい!」と叫ぶと、スピードメタル「DROPOUT!?」が始まる。激しいドラムが体を突き抜け、MEGのギターソロがうねりを上げ、ステージからは炎が立ち上がる。ピアノをバックにした落ちサビからは、優雅且つ力強いボーカルに、激しくスピード感のあるサウンドが重なり、音が大きな塊となって客席に放たれていった。
雨が地面を打ちつける音が響く。アコギ2本と美しいベースライン、さらにピアノの温もりあるサウンドをバックに、田野が優しく歌い始めた「After The Rain」。2コーラス目は佐藤がメインボーカルを歌い、2人のハーモニーはとても美しく、ここに来て初めてのバラードは胸に突き刺さるものがあった。最後は、2人で手を繋ぎやり切った表情でステージを降りる。
これまで激しい曲を歌ってきたGuilty Kissも雰囲気を変えて、キュートに、そしてセクシーに「Guilty Night, Guilty Kiss!」を歌い会場を盛り上げる。投げキッスやハートを作るダンスもかわいらしかった。観客も“Guilty Kiss”“Guilty Night”と歌い、曲に参加していた。
そして本編ラストは、ロングイントロでファンへの感謝を伝えてからの「Nameless Love Song」。サビはみんなで飛び跳ね、ライブの楽しさを全身で感じる。会場は大きいが、ライブハウスにいるかのような一体感だった。Guilty KissとSaint Snowの対決モードで始まったライブだったが、清々しい気持ちになれる開放感あるラストナンバーで、最後は晴れやかな気持ちで全員が大きくジャンプをし、本編を締めくくった。
お互いの音楽をぶつけ合った末に爆誕した新ユニットGKSS
アンコールでは、Guilty KissとSaint Snowのドラマパートから。ライブ前に公開された動画「『きょうのAqours』特別編 Guilty Kiss × Saint Snow」で、鞠莉と聖良が電話で話していた内容がここで明らかになる。ライブを終え、互いのパフォーマンスを認め合った2組。どちらが勝ったかではなく一緒に歌えば、何かが掴めてもっと高め合うことができるかもしれないという結論に辿り着く。そして、それを予想していた鞠莉と聖良は、実は2人で曲を書いていたと打ち明ける。
そこからステージに降臨したのは、Guilty KissとSaint Snowが合体したユニット“GKSS”。魔女と騎士をより感じさせる新衣装を纏い、2つのユニットの個性、5人のキャラクターの個性が詰め込まれた「WAKE:WOKE」を歌い、観客を魅了していく。さらに“やっと会えたね。ずっと会いたかった。声に出せない想いがあったよ”というストレートな言葉から始まる「BURN:BORN」を続ける。この曲もまさに、この5人だから歌える、この5人にしか歌えないうたになっていた。曲の途中、バックバンドであるBURN BORN BANDのメンバーを紹介するところでは、5人がソロを回してテクニカルな演奏を披露し、観客を湧かせていたのだが、この公演を通して、会場で浴びる生のバンドサウンドは格別なものがあった。
小林が「ここまでVSというコンセプトで戦ってきたけど、戦いが終わったら、マブダチということで、私たちは無事5人揃ってGKSSになりました」と宣言。5人で楽しそうに会話をしたあと、「こんな素敵なお衣装でパフォーマンスをさせてもらったけど、まさかこの2曲だけで終わりなわけないですよね?」と逢田が言うと、まだまだ終われないと5人で「Awaken the power」を歌い、熱く熱く盛り上がりライブを締め括った。迫力あるバンドの演奏も凄まじかったが、この5人の高い歌唱力と表現力、そしてダンスパフォーマンスがなければ、ここまでのライブは完成しなかっただろう。圧倒されっぱなしの夜で、まだこの先を見てみたいと願わずにはいられなかった。
ラブライブ!サンシャイン!! Guilty Kiss × Saint Snow TWO-MAN LIVE “VS”
2026年7月5日(日)ぴあアリーナMM
<セットリスト>
Saint Snow
M01. WHITE OUT
Guilty Kiss
M02. BLACK OUT
Saint Snow
M03. Lonely Snow Planet
Guilty Kiss
M04. New Romantic Sailors
Saint Snow
M05. SELF CONTROL!!
M06. Dazzling White Town
M07. Believe again
Guilty Kiss
M08. Strawberry Trapper
M09. Shooting Star Warrior
M10. コワレヤスキ
Saint Snow
M11. CRASH MIND
Guilty Kiss
M12. Deep Sea Cocoon
Saint Snow
M13. DROPOUT!?
M14. After The Rain
Guilty Kiss
M15. Guilty Night, Guilty Kiss!
M16. Guilty!? Farewell party
M17. Nameless Love Song
ENCORE
GKSS
M18. WAKE:WOKE
M19. BURN:BORN
M20. Awaken the power
関連リンク
『ラブライブ!サンシャイン!!』公式サイト
https://www.lovelive-anime.jp/uranohoshi/
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