卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第3日(6日、横浜BUNTAI)

 男子シングルス準々決勝が行われ、世界ランク5位の第3シード、張本智和(トヨタ自動車)が、同10位のA・ルブラン(フランス)に4―0で勝って4強入り。5日の初戦から3戦連続でストレート勝ちと盤石な勝ち上がりで、日本勢初のチャンピオンズ連覇へ前進した。

 4強入りしても表情は変わらなかった。「勝つ自信はあったけど、ストレートで勝つことができるとは思わなかった。自分はやることをやった。試合前に準備もやったし、試合中に必死に1点を追いかけることもやった。運もあったと思うし、競り合いで落とさなかったら、こういうこと(=ストレート勝ち)もあるのかな」と胸を張った。

 第1ゲーム(G)から大激闘を演じた。相手に9―10で先にゲームポイントを握られた。「ハリー(愛称)頑張れ」の大声援に背中を押され、ラリーで食らいついた。相手に16―17と4度目のゲームポイントを握られたが、最後はフォアハンドでミドルに打ち抜き、19―17で制した。会場のボルテージが一気に高まった。「必死に1点を追いかけた結果。1ゲーム目を取り切れたことが全て」とうなずいた。

 第2Gは先に7点を失い、0―7と苦しい展開を強いられたが、気持ちの面で相手に押されることはなかった。「このゲームを取られても1―1。それが時に油断になり、時に自分を安心させる要素になる。今日に関してはいい方向につながったかな。取られても大丈夫」。0―7からじわじわと迫って追いつくと、バックストレートでひっくり返した。怒とうの9連続得点で相手をひるませ、11―9で連取。各ゲームは競りながらも、圧巻のストレート勝ちにつなげた。

 9日の準決勝では、世界ランク3位で第1シードの松島輝空との日本勢対決だ。相手は7月に米国スマッシュで日本勢初制覇するなど急成長する19歳。張本智自身、1月の全日本選手権では2年連続で敗れており、雪辱戦となる。23歳は「相手が誰であれ、自分のプレーができれば勝てる」と気を引き締めた。

日本勢初のチャンピオンズ連覇の快挙へ、大一番に臨む

編集部おすすめ