【那覇】旗頭を愛する那覇市首里崎山町の小中学生5人がオリジナルの旗頭を手作りした。これまでに3本の旗頭を作り、近所を道ジュネーしているが、多くの人に披露する機会にはまだ恵まれていない。
メンバーは「いつか、自分たちが作った旗頭を琉球王朝祭りで掲げたい」と語った。(社会部・末吉未空)

強い風が吹く中、旗頭が倒れないように支え合って掲げる小学生たち

 旗頭作りに励んでいるのは、同市立城南小学校4年の金城葵さん(10)、富原心太朗(こたろう)さん(9)、﨑枝瑛寿(えいす)さん(10)、玉城悠晴(ゆうせい)さん(9)と、同市立首里中学校1年の屋冨祖愛花(まなか)さん(12)。メンバーは当初、公園に落ちていた添え木を旗頭に見立てて掲げていたが、お小遣いを使って材料を買い集めたり、各家庭にある物を使ったりして徐々に形にしてきた。

旗頭を手作りする(左から)金城葵さん、富原心太朗さん、﨑枝瑛寿さん、玉城悠晴さん、屋冨祖愛花さん=5月16日、那覇市・崎山公園

 最近手がけた旗のさおは、﨑枝さんが昨年のクリスマスにサンタクロースに頼んで届いたプレゼント。旗の布は富原さんの自宅にあったタペストリーを活用した。
 旗頭の頭部を飾る「トゥールー(灯籠)」は、琉球王国の尚家の家紋「ヒジャイグムン」を、木の板に絵の具で描いた。崎山町の旗頭のトゥールーもヒジャイグムンが施されており、屋冨祖さんは「憧れている気持ちを表現した」と言う。玉城さんは「トゥールーの模様は各村で違う。旗頭の中でもそれぞれに特徴があるところが好き」と語った。

ハンマーを使って旗頭のトゥールーを修理する玉城悠晴さん(右)と屋冨祖愛花さん

 メンバーは自ら二つの道ジュネーのルートを決めて、時間がある時は旗頭を掲げながら近所を回っている。金城さんは「もっとレベルアップできるように頑張る」と意気込んだ。 普段から旗頭を作っている場所は、富原さん宅の駐車場。
メンバーの頑張りを見守る祖母の又吉裕子さん(69)は「子どもたちが自発的に地域の伝統文化に興味を持って行動しているのはいいこと。活動しやすいように手助けしたい」と目を細めた。
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「いつか琉球王朝祭りで」 小中学生5人、手作り旗頭で道ジュネー 大舞台を心待ち【動画あり】
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