『10歳以下はヘディング禁止』子供の頭を守る育成ルールをイタリアチームが導入 「空気圧が高すぎるボールは回避」なども

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近年、サッカー界で問題視されるようになってきたヘディングによる頭部へのダメージ。



プロサッカー選手が神経変性疾患で死亡する確率は、一般より3.5倍高いという研究結果が発表され、サッカー選手の認知症リスクの高さはヘディングが脳損傷の原因である可能性が指摘されている。



そうしたなか、セリエAのコモは、プリマヴェーラ(ユース)にヘディングについての新たなルールを導入すると発表した。



今回の試みは、低年齢層における不必要なヘディングの機会を減らしつつ、選手の成長に合わせて段階的に技術を導入することを推奨する最新のユース育成ガイドラインに沿ったもので、ユース全体でも試合前後には過度なヘディング練習を避けるように義務付けを行う。



・10歳以下のカテゴリー
「練習と試合でヘディング禁止。スローインはキックイン」



・11歳以下のカテゴリー
「原則、練習と試合でヘディング禁止。シーズン終盤に、ヘディングの技術指導を導入する場合あり。その場合、軽量のゴム製ボールを使用」



・12歳以下のカテゴリー
「軽量ボールを使用し、月に1回ヘディングの技術指導を行う。実施は月1回を上限とし、1回のセッションにつきヘディングは最大5回までとする」



・13歳以下のカテゴリー
「練習でのヘディングは厳格に制限。実施は週1回が上限、1回のセッションにつきヘディングは最大5回。試合でのヘディングは禁止。スローインは手で行うが、ボールの軌道は頭の高さより低くする」



・全カテゴリー共通
「コーチ陣は、反復的かつ不必要なヘディング練習を減らす。空気圧が高すぎるボールの使用は避ける」



コモでもプレーした元フランス代表DFラファエル・ヴァランは、現在、コモで育成部門で働いており、彼はこう述べている。



「これまでもサッカーにおけるヘディングによる頭部への衝撃を真剣に受け止める必要性、子どもたちを守るという絶対的な重要性について語ってきた。



若い選手たちにとって最善のアプローチとは、明確なルール、適切なトレーニング、意識の向上、そして健康と安全を最優先とする文化を整えること。



この方針によって、脳がまだ発達途上にある幼い年齢での不必要な接触を減らしつつ、適切な管理下で段階的に正しいヘディングの技術を指導していく」



ヴァランには息子がおり、2024年の時点で「7歳の息子はサッカーをしているが、ボールをヘディングしないようにアドバイスしている」とも語っていた。



今回のルール導入について、現地では「『ヘディングの禁止』を、ユース育成チームにおいて世界に先駆けて導入するチームのひとつ」と伝えられている。



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世界的名パサーとして活躍した元スペイン代表MFセスク・ファブレガスが監督を務めるコモは、引き続きポゼッションを重視したプレースタイルを信奉。昨シーズンはセリエAで4位に躍進し、今シーズンはUEFAチャンピオンズリーグに出場する。



筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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