リオネル・メッシ擁するアルゼンチンは、ワールドカップの準々決勝でスイスを3-1で下してベスト4に進出した。
延長戦にもつれ込む激闘だったが、スイスは後半途中にFWブレール・エンボロが退場となり、数的不利での戦いを余儀なくされた。
後半25分すぎ、エンボロはピッチに倒れ込むと、主審はアルゼンチン選手にイエローカードを提示した。
だが、VARを経て、主審はオンフィールドレビューでそのプレーを確認。実際にはアルゼンチン選手はエンボロに全く触れておらず、エンボロは自ら倒れ込んでいた。
「競技者が負傷を装う、またはファウルをされたふりをする(シミュレーション)などで主審を騙そうとする」反スポーツ的行為は警告の対象。
よって、主審はアルゼンチン選手へのカードを取り消すと、エンボロにイエローカードを提示。すでにイエローカードを貰っていたエンボロは、2枚目となり退場になると号泣していた。
『RTS』によれば、スイスのムラト・ヤキン監督や選手たちは、エンボロの退場についてこう話していたそう。
ヤキン監督
「11人対11人なら勝っていたはず。本当に悔しいが、誇らしくも思う。1人少ない状況で戦い抜いた。
そもそも、あのアルゼンチン選手にイエローカードを出す理由などなかった。審判のミスが最終的に我々にとって不利な判定につながった。
それはサッカーの本来あるべき姿ではない。本当に悔しい。選手を思うと心が痛い」
ダン・エンドイ
「(退場が)試合の流れを変えてしまった。エンボロの退場…あんなのは初めて見た。受け入れがたい。
あのようなダイブが何度もあったにもかかわらず、相手へのイエローカードがこちらのイエローカードに変わるなんて…審判の判定はダブルスタンダードだった」
29歳のエンボロは、18歳で代表デビューした元怪童。
柿谷曜一朗氏や内田篤人氏、南野拓実らとチームメイトだったことがあり、日本アニメ好きとしても知られている。
筆者:井上大輔(編集部)
画像提供:Getty Images

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