「また私だけ」と怒られ続けたキャプテン→最後の日に知った監督の"本当の意図"とは

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これは、私がミニバス時代に実際に体験したエピソードです。一番怒られ続けたキャプテンが、最後の日に知った監督の本当の思いを振り返ります。



エースではない私が、キャプテンに選ばれた理由



私はミニバス時代、エースでも目立つ選手でもありませんでした。



それでも監督は、私をキャプテンに指名しました。



チームメイトの中には、「なんであの子がキャプテンなんだろう」と納得していない子もいたと思います。正直、私自身も「どうして私なんだろう」と不思議でした。



キャプテンになってからは、とにかく監督に怒られる毎日。



練習でも試合でも、一番厳しい言葉が飛んでくるのはいつも私でした。



「また私だけ」



そう思いながらも、キャプテンだからと声を出し、練習を続ける毎日でした。



気づけば、最初はどこかギクシャクしていたチームの空気も少しずつ変わっていました。



私に向けられていたやっかみはなくなり、チームは一つにまとまっていったのです。



でも、その理由を当時の私は知りませんでした。



最後の大会が終わったあと、監督は私にこう言いました。



「あなたのいいところは、ひたむきな努力です」



そして続けて、



「一番苦しいときに、一番苦しい人が、一番頑張ること。

それがチームをひとつにしてくれた。あなたをキャプテンにして正解だった」



監督の言葉を聞いて、胸がいっぱいになりました。



エースではなかった私にも、監督はちゃんと見てくれていたものがあった。



私が苦しくても頑張り続けていたことを、ちゃんと見ていてくれたんだ。



そう思えたことが、何よりもうれしかったのです。そして、それがチームに必要だったのだと教えてもらえた気がしました。



大人になってから、当時のチームメイトと話す機会がありました。



「もう無理。吐きそう。辞めたいって毎日思ってた。でも横を見たら、キャプテンが理不尽なくらい怒られてる(笑)。それでも腐らずに走って、声を出してた。

あれを見たら、ついていくしかないよね」



そう聞いたとき、監督の言葉の意味を、もう一度思い出しました。



リーダーシップに正解はないのだと思います。



でも、少なくともあの頃の私たちのチームでは、一番苦しい立場でも前を向き続ける人が先頭に立つことが、チームを一つにする力になっていました。



「あなたのいいところは、ひたむきな努力です」



あの日、監督からもらったその言葉は、今でも私にとって大切な宝物です。



【体験者:30代・女性、回答時期:2026年8月】



※本記事は、執筆ライターが取材又は体験した実話です。取材対象者の個人が特定されないよう固有名詞などに変更を加えながら構成しています。



Qolyコラムニスト:サトミ



学生時代は約10年間スポーツに打ち込み、現在は2児を育てる30代。競技経験と保護者としての経験を生かし、スポーツの魅力や親子の成長、スポーツの現場で生まれる人間ドラマを中心に執筆している。

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