今週末は、この映画に胸アツ!『ドラマなふたり』A24の最新作は結婚式7日前に発覚した過去の重大事をめぐる物語!

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映画ファンにとって、すっかり“ブランド”として定着した感のある、製作/配給会社のA24。エッジが利いた作品が多いA24なので、ラブストーリーでも攻めの姿勢を貫く。
この『ドラマなふたり』も、危うさは満点、なのに共感度も高いという、離れ技をやってのけている!

どんなに親しい関係でも、隠しておきたい秘密はあるもの。その秘密を明かしたところで、相手には大したことでなかったりもする。でもそれが、人間性を疑うレベルの暴露だったら……。結婚式を7日後に控え、新婦のエマが告白した“過去の重大事”。新郎のチャーリーは、彼女の別の顔を知ってしまい、悩みに悩み、とんでもない行動もとってしまう。主人公2人の間にモヤモヤした空気と、一触即発の緊張感が漂う7日間のストーリーは、強烈なエピソードも盛り込みながら、観ているこちらの心を“もし自分だったら、どうする?”、“愛する相手のことを全部知ってるのか?”と終始、ざわめかせ続ける。終盤にかけての急加速には、呆然となる人も多いに違いない。
  
最強のキャスティングが実現し、その点が成功の要因と言っていい本作。私生活ではトム・ホランドとの結婚を発表したばかりのゼンデイヤと、自身のイメージを気にせず、危うい役にも積極的に挑むロバート・パティンソン。エマに潜んでいるかもしれない恐ろしい内面を“匂わせる”ゼンデイヤに対し、翻弄され、パニくるチャーリー役のパティンソンが、哀れさとユーモアも醸し出して名演。この2人、クリストファー・ノーランの新作『オデュッセイア』にも出演(直接の共演シーンはない)。ゼンデイヤは大ヒット中の『スパイダーマン:ブランド・ニュー・デイ』でも活躍しており、本作と合わせて2人の俳優の魅力を満喫できるはず。
運命的に結ばれ、この上なくハッピーな未来を予感させたカップルの、予想だにしなかった修羅場は、ゴシップを見たい人間の欲求も掻き立てたようで、A24史上でも最速で世界興収1億ドル突破というヒットも納得だ。

『ドラマなふたり』8月21日公開
製作/ラース・クヌードセン、アリ・アスター 監督・脚本/クリストファー・ボルグリ 出演/ゼンデイヤ、ロバート・パティンソン 、アラナ・ハイム、ママドゥ・アティエ、ヘイリー・ゲイツ 配給/ハピネットファントム・スタジオ
2026年/アメリカ/上映時間105分

文=斉藤博昭 text:Hiroaki Saito
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