河南省鄭州市で29日、女子大生らが大挙して公園内の男子トイレに侵入・占拠した。学生らは「営利が目的ではありません。
エッチなことが目的でもありません。多くの女性の火急の問題の解決に役立ちたいのです」と表明した。中国新聞社が報じた。

 中国では各地で、「公共の場所におけるトイレが、男性用に比べて少ない」と主張し、女性グループが男子トイレを“一時占拠”する運動が発生している。鄭州市内の女子学生の「占拠」も、そのひとつだ。

 トイレの外に「女性へのやさしさは、まず“用足し”から」と書かれたプラカードを持った女性が立った。男子トイレ内に人がいないと判断した上で、女性が男子トイレに入った。

 運動に加わった女子学生によると、「男子トイレと女子トイレにある便座の数は、一般的にほぼ同じ。男子トイレには、さらに小便器が加わる」という。そのため、女子トイレは混雑して「不便な状態」が発生することが多い。

 中国では市政府などが「女性の訴え」を取り上げ、男女のトイレ数を見直す動きも出ている。

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◆解説◆
 中国では、公共の場にある男女のトイレが厳格に分けられている。
日本にあるような「小規模なトイレで、個室1つと男性用小便器が1つだけ。トイレそのものとして男女兼用」というケースはほとんど考えられない。例外としては、男女ともに中に入って鍵をかければ“完全個室”になる列車や飛行機のトイレぐらいだ。

 清掃でも、女性作業員が男子トイレに入ったり、逆の場合は考えにくいという。そのため、「女性が男子トイレに侵入・占拠」する運動は、かなり衝撃的だ。鄭州市内の女子学生が、わざわざ「エッチなことが目的でもありません」と断ったのは、そのためだ。

 中国では、日本の銭湯のように、男性または女性が番台に座り、男女双方の脱衣所と浴室を監視する方式も、考えられないという。(編集担当:如月隼人)
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