明治ホールディングスは7月21日、中国で展開する牛乳・ヨーグルト事業およびBtoB事業について、上海澳雅食品有限公司へ譲渡すると発表した。

 中国市場における事業環境の変化を踏まえたポートフォリオ再構築の一環。
対象事業を成長に適したパートナーへ承継し、経営資源を注力領域であるカカオ事業などへ重点配分する。

 譲渡対象となるのは、明治(中国)投資有限公司の対象事業ならびに明治乳業(天津)有限公司、明治乳業(蘇州)有限公司。明治乳業(天津)は牛乳、ヨーグルトなど、明治乳業(蘇州)は牛乳、ヨーグルト、クリームなど乳製品を製造している。

 譲渡価額は3億2000万元(約76億円)。譲渡実行日は12月31日を予定している。明治HDは、中国の牛乳・ヨーグルト市場について、消費者ニーズの多様化、販売チャネルの変化、競争環境の激化、原材料・物流コストの上昇などにより、事業環境が大きく変化していると説明。中長期的な企業価値向上に向け、持続的成長につながる事業運営体制を検討してきた。

 譲受先の上海澳雅食品の親会社であるAustAsia Group Ltd.は、中国で生乳事業や肉牛事業、乳製品の販売・流通などを展開。明治は同社グループとの統合により、原材料調達、製造効率、販売チャネル、工場操業度などで相乗効果が期待でき、対象事業の収益力強化につながると判断した。

 なお、ヨーグルト製品全般(乳酸菌を含む)に関する知的財産権や一部ブランドは譲渡対象に含まれない。また、明治食品(広州)の製造拠点についても対象外とし、今後もカカオ事業の製造拠点として運営を継続する。

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