アイス「爽」「クーリッシュ」無料配布も 「涼スポット」を全国へ 酷暑下の外出を支援 ロッテ
渡辺和哉課長
 ロッテは、猛暑によって外出や夏ならではの体験が制限される社会課題に対応するため、「クールシェルタープロジェクト」を始動した。

 独自の微細氷を採用したアイス「爽」「クーリッシュ」と連動し、両ブランドをイメージした大型シェルターやパラソルを設置。
商品の無料配布と組み合わせ、全国で「涼スポット」の展開を進める。

 第1弾の渋谷・MIYASHITA PARKを皮切りに、神奈川、大阪、埼玉、群馬などに展開する。背景には、日本の「酷暑化」「二季化」の進行がある。

 同社調査では、直近2~3年で暑さを理由に外出時間を短くしたり、やめることが増えたと回答した人は70.9%。「本当はしたかった夏の行動を諦めた」が64.9%に達し、花火大会、観光・レジャーなど夏ならではの体験機会の減少も浮き彫りになった。

 そこで全国の屋外施設や公共空間と連携し、日陰を創出するシェルターやパラソルを設置。「爽」「クーリッシュ」の無料配布も組み合わせ、暑さの中でも安心して休憩できる「涼スポット」を創出する。

 MIYASHITA PARKでは8月19日まで大型シェルターを設置し、片瀬西浜海水浴場(神奈川)、なんば広場(大阪)、熊谷(埼玉)、伊勢崎(群馬)へと広げる。

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渡辺和哉課長 マーケティング本部第一ブランド戦略部クーリッシュブランド課の渡辺和哉課長は、「どんなに暑くても、涼しく過ごせる場所が増えることで外出する機会や頻度を増やしたい。『爽』『クーリッシュ』がそのきっかけとなる存在になれればうれしい」と狙いを語る。

 また、プロジェクトを一過性の取り組みに終わらせないため、「クールシェルター評議会」を設立。ロッテのほか、三井不動産、KSM、一般社団法人アツいまち、有識者らが参画し、実証実験や効果検証、ガイドライン策定などを進める。


 三重大学大学院生物資源学研究科の立花義裕教授は、日本は世界でも夏の長期化が進んでいると解説。「偏西風の蛇行や日本近海の海面水温上昇、スーパーエルニーニョなどが重なり猛暑が発生しやすい状況にある」と暑さへの適応が重要と指摘し、本取り組みに期待を寄せた。

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