にんべんの2025年度(26年3月期)売上高は前年比4%増で着地した。利益面で減益となったが、売上面で主力の家庭用事業、さらに直販事業が前年を上回り、3期連続増収を達成した。
26年度も4~7月の累計で前年を上回る水準で推移する。髙津伊兵衛社長が7月31日に東京都内で開いた2026年秋冬新商品発表会で明らかにした。

 家庭用では、25年度も「つゆの素ゴールド」シリーズが大幅に伸長。同シリーズでは「つゆの素ゴールド500㎖」に加え、「『白だしゴールド500㎖』が顕著な伸びを示した」(髙津社長)。主力商品の「つゆの素1L」は金額で前年を上回ったが、数量で前年を若干下回った。

 直販では、フリーズドライみそ汁が好調に推移している。「本枯鰹節物語」も堅調な動きを見せた。

 また、業務用事業が苦戦する一方、海外事業、輸出が善戦。同事業は前年比で二ケタ台の伸びを示した。

 26年度売上高は、4~6月に前年並みの水準で推移したが、7月に大幅に伸長。「つゆの素ゴールド」「白だしゴールド」が引き続き好調な動きを見せる。一方、26年度は「中東情勢の影響を大きく受けている状況」(同)。
包装資材費が増加しているほか、カツオの魚価の上昇も懸念材料になっている。

 髙津社長は「先行き不透明な状況」とする一方、「『つゆの素ゴールド』シリーズ、主力商品、育成商品は安定してお客様からの支持をいただいている」と指摘。「ゴールドつゆすき焼」など秋冬新商品にも期待を寄せた。

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