エースコックベトナム「Hao Hao」グローバル展開を強化 欧州・日本など輸出拡大
「MODERN」に上級版
 エースコックは、ベトナムの即席麺No.1ブランド「Hao Hao(ハオハオ)」のグローバル展開を加速させている。現在は40か国以上に輸出し、2026年は欧州向けが二ケタ増ペースと好調。
現地法人エースコックベトナム社は、今後の目標として輸出比率を2割程度(現状約1割)に引き上げたい考えだ。

 「Hao Hao」はベトナムで最も売れている即席麺であることに加え、同国への観光需要が高まっていること、周辺のタイ料理などに比べて食べやすい点(辛すぎず・酸っぱすぎず)から各国で関心が高まっている。

 エースコックの海外事業部によると、輸出はもともと各国・地域に住むベトナム人向けが中心だったが、足元では現地ローカルの市場開拓に注力しているという。

 その一環で、メーンフレーバー「TOM CHUA CAY(トムチュアカイ)」は輸出専用のパッケージで英語表記を始めた。

 「直近は『Chilli&Lime Shrimp』と表現。以前は『HOT-SOUR SHRIMP』の記載だったが、それよりも味わいが想起しやすいと好評だ」(海外事業部)と手応えを話す。

 地域別では欧州向けの伸びが大きい。ドイツ、フランス、オランダなどの現地系スーパーで新規導入が進んだ。「韓国系ラーメンやエスニック系フレーバーの人気で即席麺の売場が拡大。従来に比べて当社商品も採用されやすい環境」と説明する。

 輸出のうち、日本向けには今年から日本語表記のパッケージを展開している。味わいの特長やお湯かけ3分調理を分かりやすく訴求した。
国内の有力スーパーで取り扱いが広がりつつある。

高価格帯やカップ麺が拡大

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「MODERN」に上級版

 エースコックの業績資料によると、前12月期の海外事業売上高は842億5000万円、前年比10・7%減。マイナス要因には、ベトナムは経済成長で国民の所得が増加し、食の選択肢が多様化したことなどが挙げられる。

 即席麺の市場では高価格帯やカップ麺が拡大。エースコックベトナム社では「Hao Hao」の成長が鈍化したものの、激辛フレーバーで人気の「SiuKay(シウカイ)」ブランドなどプレミアムラインの商品群は業界平均の伸びを上回った。

 カップ麺カテゴリーでトップシェアの「MODERN(モダン)」は順調な売れ行き。ベトナムで定番の鍋メニュー、ラウタイ味を手軽に楽しめる。昨年は上級版「XTREME(エクストリーム)」を上市。若年層で需要が高まっている刺激的な辛さを特に強化した。

 26年3月に「Hao Hao PREMIUM(プレミアム)」を新発売。ブランド史上最大サイズの液体スープパック、レギュラー品より多いかやく量を採用した。価値訴求型の濃厚な「TOM CHUA CAY」味とビーフ味が楽しめる。


エースコックベトナム「Hao Hao」グローバル展開を強化 欧州・日本など輸出拡大
「Hao Hao」にプレミアム版
「Hao Hao」にプレミアム版

 ベトナムの市場について、海外事業部は「日本と同様に規模の大きいスーパーマーケットが増えつつある。売場面積が広がることで、定番品だけでなく、嗜好性が高い新商品や派生品も売れるようになってきた」と話す。

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