ニッスイが家庭用冷凍食品で注力するワンプレート商品の売上が伸びている。昨25年度は約5割増と市場平均を上回り、今第1四半期(4~6月)も前年比3割増と好調だ。
グループ会社の船橋デリカサービスで製造し、26年秋は生産能力を約2割アップさせる。

 このほど本社で事業説明会を開催。ワンプレートのうち「まんぞくプレート」シリーズは釜炊きごはんと豚肉生姜焼き、カツカレーなどのセットが人気を集め、26年春から「まん福どん」シリーズを投入。第1弾「かつ丼」に続き、秋は「天丼」「中華丼」を新発売する。

 好調要因について、中野博史取締役執行役員は「従来のお弁当メニューにどんぶりタイプを加え、お客様への価値提供につながっている。今後もさらなる成長が期待できる」と述べた。

 一方、業務用冷凍食品では人手不足に対応した「E調理」シリーズが第1四半期に倍増と躍進。外食・デリカ・給食・高齢者施設の全業態をターゲットに、今秋の新商品を合わせるとラインアップは30品以上まで増えた。現行の売れ筋は自然解凍できる鶏の唐揚げ、かぼちゃの旨煮など。

 今後に向けては「食品部門と水産部門の共創による商品開発を特に強化し、当社ならではの優位性を発揮したい」(中野取締役)と述べた。

 業務用ではカニ風味かまぼこの「SEA AURA(シーオーラ)」シリーズが好調なことも紹介。直近はコンビニのメニューに採用されたことから、さらに拡大する見通し。


 12月、北九州市に建設中の新工場が竣工予定。「ニッスイ スマートファクトリー」に位置付け、省人化・省力化を推進するべく製造工程の自動化、IoT等を活用した設備・品質管理、AIによる生産計画・品質の最適化などを導入する。生産能力は冷凍食品・フィッシュソーセージなどの合計で年間2万4000t。うち冷凍食品は家庭用の具付き麺、業務用の焼売など1万8000tを計画する。

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