今年デビュー14周年を迎える5人組声優アイドルユニット・i☆Ris。11月3日(火祝)にはグループ史上最大規模となる横浜アリーナでのライブが控え、新たなステージへ踏み出す一年となっている。

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そんな中でリリースされた27thシングル「Welcome to あざとさワールド」は、彼女たちの“今”の遊び心と勢いが詰まった一曲だ。今回は芹澤 優・茜屋日海夏・若井友希の3人に、青春の思い出からそれぞれのソロ活動に対する意気込みまで、たっぷり語ってもらった。

芹澤優「プリクラを撮った記憶は数回しかないです」

――最新シングル「Welcome to あざとさワールド」MVはゲームセンターで撮影されていますが、ゲームセンターにまつわる思い出はありますか?

若井友希(以下、若井):学生の頃は毎日のようにプリクラを撮りに行ってましたね。あとは小学生のときに、お菓子をすくうゲームをやってたな~。あとあのゲームで取れた化粧品でメイクしてました(笑)。お菓子のほかに、リップとかアイシャドウとかがあったんですよね。

茜屋日海夏(以下、茜屋):私も友希ちゃんと同じで、田舎だったからショッピングモールに入ってるゲームセンターに行ってましたね。週末は友だちとプリ撮って、サーティワンを食べて帰るっていう。

若井:プリクラは下敷きに貼るんですよ。

茜屋:プリ帳もあったよね。

若井:あった、あった。なつかしい。

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――芹澤さんはどうですか?

芹澤 優(以下、芹澤):プリクラを撮った記憶は数回しかないです。


――その数回は誰と撮ったんですか?

芹澤:本当に仲のいい友だちが、「もうすぐ卒業だね」って撮りに行くことになって、ついて行った、みたいな。そういうことでもないと、全然撮ることはなかったですね。

若井:私と一緒にプリ撮ったことあるの覚えてる?

芹澤:え? 

若井:大阪で。ツアー中の温泉の帰り、すっぴんで撮った。

芹澤:あー、思い出した! 実物はないけど、データはあるよね。

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茜屋日海夏、取得を目指し勉強中の資格とは…

――「Welcome to あざとさワールド」では、「限界を超えろ」という歌詞がありますが、近年「限界を越えた」と感じた瞬間はありますか?

若井:去年のソロツアーは限界を越えました。ファイナル以外は全公演ひとりで回ったので、歌うだけじゃなくて、ステージの仕込みからバラしまで全部自分でやって。すべて初めてだったので、かなり鍛えられましたね。

――特に大変だったことは?

若井:やっぱり準備がたいへんでしたね。普段は会場に行って歌って踊ればよかったけど、自分でメイクして、機材を全部自分で持っていって、イヤモニの電池が切れてないか、音が通るかを確認して…っていう裏方のスタッフさんがやってくれていることを全部自分でやったので。終わったあとも、スタッフさんとおしゃべりしながらバラしをする時間もけっこう楽しかったです。

茜屋:仕事に関係ないんですけど、最近プライベートでいろいろ勉強をしてるんです。少し前に地元の秋田に帰ったとき、弟と散歩してたら、受験のときに勉強でひたすらこもってた図書館の前を通って。
もう仕事もしていたのに、なんであんなに勉強をがんばれたのかなと、悔しくなってきて。あのときは限界を越えていたから、いまも限界を超えるぐらいがんばらなきゃって思いました。

――いまはどんな勉強をしているんですか?

茜屋:語学もやってるんですけど、宅建も取ろうかなと思ってます。大学では法学部だったので、今でも少し分かる部分もあって。資格を取って具体的になにかをやりたいってわけじゃないんですけど、学生時代は苦しまぎれにやっていた勉強が、いまになってちゃんと学びたいって気持ちが出てきた感じです。

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――芹澤さんはいかがですか?

芹澤:今日の朝、この10年くらいでいちばん軽い体重を叩き出しました! 限界を越えたって思いましたね。ちゃんと健康的な範囲なので、心配しないでください(笑)。最近のライブって撮影できる時間があるから、あらゆる角度から無限に見られるじゃないですか。

昔のツアー中は、地方でおいしいもの食べてハッピーって感じだったけど、最近はライブ前にはそういうわけにいかなくなって。いろいろ調整してたら捗って、見たことない数字になってました。

――気をつけてるときはどんな食事をするんですか?

芹澤:健康を害したらいけないから、夜ご飯をしっかり食べますね。グルテンフリーにするとか。


若井:私も絞りたいモードなんだけど、グルテンフリーは無理だな…。

芹澤:(笑)。食べたいときは食べてもいいんだよ。今日はクッキー食べたい、パン食べたいっていうときは食べる。でも朝も昼も野菜を食べてないなって思ったら夜は食べるとか。自炊をして魚を多めに食べたり、今日は帰るのが遅くなっちゃったら、食べるのをやめちゃうときもあります。

ちょうどどちらでもない「若手とベテランの中間地点」

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――27thシングルのカップリング曲「Sweet(×5) Vintage!」は、開催中の全国ツアー「i☆Ris 11th Live Tour 2026~VINTAGEイイ味出てます~」でも披露しています。お気に入りの歌詞を教えてください。

芹澤:i☆Risがこの年までやってきたからこそだなと思ったのは…。ひみちゃん(茜屋)の「己の敵は己自身」っていう歌詞に対して、「ストイック!」っていうみんなの掛け声の塩梅がいい感じですね。

若井:がんばってない感じ(笑)。

芹澤:そうそう。普通のアイドルだったら、サビ前だし盛り上げるためにも声を張ると思うんですけど、それだとウソっぽい感じがするから。
みんなが自分らしくやったら、あそこだけ一瞬、真顔になったというか(笑)。ちょいイジりじゃないけど、いい感じの味が出てるな~って思いました。

若井:好きなところいっぱいあるな~。「若手とベテランの中間地点」とか、ちょうどいまどっちでもない。フレッシュでもないし、胸張れるほどベテランでもないから全力でやるしかない。そのちょうどいい塩梅を、ヒャダインさんがわかって書いてくれてるのがめっちゃありがたいですね。

なかでもひみちゃんの「上手い走り方 覚えた分だけ 爆速で今を走り続けてる」のところ。それなりにみんなが己の生き方とか個性、立ち位置をわかってきて、自分なりの一生懸命で生きてるっていう感じが伝わるかなって。最初の頃はすべてに全力だったけど、いまはいいバランスで生きてるのが、いまのうちらだなって思えて、好きな歌詞ですね。

茜屋:わかる。私は「人生の先輩に比べりゃまだまだひよっこ」って歌詞が好きですね。若手とベテランの中間にいると、まだこんなこともできないのか…って落ち込むこともあるんです。
そういうとき、でも先輩に比べたらまだまだ経験できてないこともあるし、がんばらなきゃって思うので、すごく共感しました。

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――この曲の「化石になるまで」という歌詞に対してファンから「一緒に地層になろうな」というコメントを目にして、覚悟が決まっていて、面白いなと思いました。

芹澤:地層は積み上げていくものですからね(笑)。

今年はさらに限界を超えたい

――ここからはそれぞれのソロ活動についてお聞きしていきます。若井さんは「Welcome to あざとさワールド」が主題歌のTVアニメ「炎の闘球女 ドッジ弾子」(TOKYO MX、MBS、BS11)にも出演しています。往年の名作漫画「炎の闘球児 ドッジ弾平」の続編のアニメ化作品で、前作主人公のライバルの娘・二階堂平子役を担当。エリートで気品がありつつ2面性のあるキャラを演じるにあたって、気をつけたポイントはありますか?

若井:「弾平」世代の方たちに、二階堂の娘だとわかっていただきたいとは意識しましたね。パパがあれだけ気品あるキャラなので、その要素はしっかり入れて。ただ、「弾子」っていう作品がぶっ飛んだ内容なので…。上品さを意識する場面と、ドッジボールの試合が始まったときのエキサイティングな感じで、スイッチを入れ替えるかたちで演じました。

――若井さんは8月から全国ソロツアーも始まります。

若井:今年は9箇所を回るんですけど、ツアーで飛ばされがちな地元の岐阜県に行けるのがうれしいです。去年は限界を超えたので、今年はさらにまた限界を超えたいですね。
もっと踊る曲を増やそうか、ギターソロを弾けるようになろうかとか、いろいろ考えてます。

――新曲もつくっていますか?

若井:今書き進めていて、だいぶ出来てきているけど…って感じです。

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――しっかり期限を守れるタイプですか?

若井:i☆Risだとたくさんのスタッフさんといっしょに準備していくけど、ソロはすべて自分次第。リハもセトリもすべて自分の頭のなかでDIY。納品日も自分で決めてるので(笑)。いまのところ締切をやぶったことはないです。

距離感ゼロのオフ会「『旅立ちの日に』を合唱して締めたり」

――芹澤さんも年末から来年2月までソロツアーがあり、これまでは年内に収めていたところを、年をまたぐ形になっています。

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芹澤:いままでは自分の誕生日をファイナルにしたくてあのスケジュールになってたんですけど、自分のツアーのまんなかにi☆Risの周年が入ってたのがちょっといやだなと思ってて(笑)。周年が終わってからツアーを始められるように、12月からバレンタインまでになりました。内容は、まだなんにも考えてないです(笑)。

――茜屋さんはメンバーシップ限定のオフ会をロフト系列の会場で東京、大阪の二箇所で開催予定です。トークイベントの会場であるロフトで、どんな内容のイベントをやっているんですか?

茜屋:仲の良い俳優の先輩のイベントに出してもらったとき、めちゃ居心地がよかったので、パクらせてもらって(笑)。そこからはずっと、自分のイベントはロフトでやってます。

距離感が近いので、マイクなしの肉声でやり取りできるのがいいなって思ってます。メンバーシップ限定だけど、ひとりならメンバーシップじゃない人も連れてこれるよって感じなので、友だちに連れられて初めて来る人も多くて。ロフトってオリジナルメニューも出してもらえるんですけど、未成年の参加者がけっこういるので、ノンアルも用意してます。私はお酒を飲みながらのときもありますね(笑)。

――ロフトに未成年が来るのはすごいですね。ハコ側にとっても新たな客層を開拓している感じがします。基本はトークが中心ですか?

茜屋:トークとゲームコーナーをやりつつ、時間があったらみんなで「旅立ちの日に」を合唱して締めたり。プレゼントの抽選会もやったりしてるけど、今度やる誕生日記念のイベントでは特別なことができればと思ってます。でも、基本はゆるくトークして、私が練り歩く感じです。大きなモニターもあるから、ゲームとかできたら楽しそうだなとは思ってますね。

【芹澤 優(せりざわ ゆう)】
1994年、東京都生まれ。『MFゴースト 3rd Season』オープニングテーマ「TIMELESS POWER feat. MOTSU」をリリース。「JUNGLE FIRE feat. MOTSU」「ROCK ME KISS ME feat. MOTSU」に続く、続投となる。12月6日の大阪公演を皮切りに、6都市を巡る全国ツアー「Yu Serizawa 6th Live Tour 2026-2027」を開催する。公式X:@iRis_s_yu、公式Instagram:@seriko_is_no.1

【茜屋日海夏(あかねや ひみか)】
1994年、秋田県生まれ。女優として舞台や映画で芝居の仕事もこなしつつ、YouTuberとして『ひみちゃんねる』も運営。TVアニメ『MFゴースト 3rd Season』エンディング・テーマ「予感の途中 Prod.☆Taku Takahashi (m-flo)」が発売中。7月25日(大阪)、8月2日(東京)にYouTubeチャンネルメンバーシップ限定オフ会を開催予定。9月3日~13日には舞台「家族リハーサル」(東京・ザ・ポケット)に出演する。公式X:@iRis_a_himi、公式Instagram:@himika_akaneya_official

【若井友希(わかい ゆうき)】
1995年、岐阜県生まれ。ソロアーティストとして、ピアノとギターの弾き語りや作詞・作曲も手がける。7月14日に最新シングル「風前の灯火ダンス」を配信開始。友希名義で5度目となる全国ツアー「友希 LIVE TOUR 2026 “NO SHOW, NO ME”」では全国8都市を巡り、8月29日には地元・岐阜での凱旋ライブを予定している。公式X:@iRis_w_yuki、公式Instagram:@yuki_wakai

<取材・文/森ユースケ 撮影/尾藤能暢>
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