第47回将棋日本シリーズJTプロ公式戦(以下、JT杯)の1回戦第2局となる四国大会が11日、香川県のサンメッセ香川で行われた。近藤誠也八段(先手)が、服部慎一郎七段(後手)を123手で破り、2回戦第2局(8月22日・北陸・信越大会)に駒を進めた。

 JT杯初出場同士の対決となった。解説の村山慈明八段が「攻めの近藤、受けの服部とタイプがわかれているので、どちらがペースをつかむか」と予想した対局は、後手のツノ銀型の雁木から待機する作戦に対し、先手は矢倉から穴熊に組み替え、機敏に仕掛けてペースを奪取。防戦に努める後手に、先手の攻めは急所を突き優位を確立した。その後も緩まず攻め続け、勝利を収めた。「私の攻め、服部七段の受けという大方の予想通りの構図になりました。ギリギリの攻めをつなげていく、自分らしい展開になったのがよかったです」と振り返った。

 2回戦第2局では佐々木勇気八段と対局。「強敵が続きますが、1回戦の緊張から解放されてリラックスして臨めたらと考えています」と意気込んだ。

 同大会は、トップ棋士12人が覇を争う公開対局。オンライン観戦(ABEMA)と会場での観戦が可能で、熱気や緊張感を体験できることが特徴。解説等も会場内でリアルに行われる。

 次戦25日の1回戦第3局となる静岡大会(ツインメッセ静岡 北館大展示場)は、羽生善治九段と石田直裕六段との一戦。

大盤解説は中村修九段、聞き手は山田久美女流四段、読み上げは崎原知宙女流1級が務める。

編集部おすすめ