◆サッカー北中米W杯▽準決勝 フランス0―2スペイン(14日、ダラス競技場)

 今大会1失点の“無敵艦隊”スペインが、FWエムバペ擁するフランスの攻撃を封じて決勝に進出した。データ分析会社「Opta」は「スペインがボールを持っていない時の激しい動きでフランス攻撃陣の前評判を粉砕」と題して勝負のポイントを紹介した。

 フランスは準々決勝までの6試合で1試合平均7・8本の枠内シュートを放ち、16得点を挙げてきた。対するスペインは6試合で1失点、被枠内シュートは7本、1試合平均1・17本に抑えてきた。

 究極のホコタテ対決で、勝敗を分けたのは1対1の球際の争い「デュエル」だった。フランスの勝率44・1%は1978年以降で同国最低で、空中戦でも32%と過去40年のW杯の試合で同国ワーストだったという。スペインはMFロドリが15回のデュエルで11回勝利、ルイスが7回ボール奪取と奮闘した。

 中盤で圧力を受けたフランスMFオリセは後半27分までのプレーで20回もボールをロスト。前半の間はエムバペとの“ホットライン”で1本もパスが通らなかった。エムバペは後半21分までシュートがなく枠内は0本、デンベレも後半アディショナルタイムまでシュートを打てなかった。

 スペインのボール保持率は51%と2002年以降のW杯ではワースト。それでも競り合いを制すことで終始主導権を握った。同社は「ボール非保持時の力強さ、チームの連帯、好機を確実に仕留める冷徹さが際だった」「流動的に動きまわりながらもコンパクトな陣形を保ったことが、フランスの攻撃の目を摘むことにもつながった」と分析している。

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