鹿島は20日、DF濃野公人が海外クラブへの移籍を前提とした手続きと準備のため、チームを離脱したと発表した。15日に福島で行われたJ2仙台とのトレーニングマッチを欠場するなど、水面下で移籍に向けた準備を進めていた。

 濃野には米MLSのDCユナイテッドから正式オファーが届いており、交渉が進んでいる。日本代表入りを目指す濃野は将来的な欧州クラブでのプレーも見据え、渡米を選択することになりそうだ。クラブは「現地でのメディカルチェック等を経て正式契約を結ぶ予定となり、契約締結後に改めてお知らせいたします」としている。

 24歳の濃野は24年に関学大から加入し、31試合出場で9得点をマークするなどブレイク。同年のベストイレブンを受賞した。昨季はけがに苦しみ27試合1得点だったが、チームの9季ぶり優勝に貢献した。特別大会「百年構想リーグ」でも主力として活躍し、19試合出場2得点だった。

 DCユナイテッドは22年に鹿島を指揮したレネ・ヴァイラー氏が監督を務め、元G大阪のDF黒川圭介が所属している。

 今月8日に25~26年シーズンに向けて始動した鹿島だが、すでにベルギー1部シントトロイデンからオファーを受けたMF荒木遼太郎がチームを離れており、今夏2人目の離脱者となった。チームは20日、神戸からMF広瀬陸斗を完全移籍で獲得すると発表。20~23年に在籍した右サイドバックの再加入で手を打った。

 ◆濃野 公人(のうの・きみと) 2002年3月26日、福岡県出身。

鳥栖U―15、熊本・大津高、関学大を経て、24年に鹿島加入。同年、Jリーグベストイレブン受賞。J1通算58試合出場10得点。179センチ、67キロ。右利き。

編集部おすすめ