NHK大阪放送局は23日、今秋スタートのNHK朝の連続テレビ小説「ブラッサム」の主題歌に“小説を音楽にするユニット”YOASOBIに決定したと発表した。また、YOASOBIが制作するにあたり、主題歌の元となる原作を綿矢りさ氏が書き下ろした。

 YOASOBIのAyaseは「本楽曲を制作するにあたり、宇野千代さんの自伝『生きて行く私』を読み、宇野千代さんの生き方、考えに大変感銘を受け、もっと深く入り込むべきだ、肌で先生のエネルギーを感じるべきだ、そう感じ、先生のご出身地である山口県岩国市へ赴き、先生の故郷の風に導かれるようにこの楽曲を作り上げました」と同局を通じてコメントした。

 また、同じ山口県出身という縁もあり「自分の創作人生、音楽人生において、先生との出会いは間違いなく一つの分岐点になるだろうと確信するほど素敵な縁に恵まれたと感じております。そうして、心から自信を持って放つことが出来る楽曲ができました」と喜んだ。さらにAyaseは「これからこのドラマを視聴するすべての人に、暖かく強かな風が吹きますようにと願いを込めて、この楽曲を添えさせていただきます。ドラマと合わせて、楽しみにしていて欲しいです。よろしくお願いします」と呼びかけた。

 ikuraは「喜びも悲しみも、幸せも不幸せも、その全てをエネルギーにして、自分の足で前に進み、花を咲かせていく主人公・葉野珠さんに想いを馳せながら歌わせていただきました。およそ100年という時代を逞(たくま)しく生き抜いたモデルである宇野千代さんの生き様。そしてこの楽曲の持つ熱量に歌を乗せていく中で、私自身も背中を押されていく感覚がありました。『ブラッサム』をご覧になる皆さまの心に、この歌が優しく、力強く寄り添うことができますように。ドラマと共に楽しんでいただけることを願っています」とコメントした。

 主題歌の原作小説を書いた綿矢りさ氏は「その生き方や著作を敬愛してきた宇野千代さんが、NHKの朝ドラの主人公のモデルになると聞いたときは、とても驚きました。

さらに、その主題歌の原作となる小説を書き下ろしてほしいというお話をいただき、二重の驚きと喜びでした。宇野先生の、年齢を重ねてもなお尽きることのない生命力を、桜の木になぞらえて書きました。私の物語が、微力ながらYOASOBIさんの楽曲づくりのお役に立てれば幸いです。そしてドラマとともに多くの方の心に届くことを願っています」と述べた。

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