◆第108回全国高校野球徳島大会▽準々決勝 生光学園6―2池田=延長10回タイブレーク=(23日・むつみスタジアム)

 春夏3度の甲子園優勝を誇る池田が準々決勝で生光学園と対戦。延長10回タイブレークで敗れた。

 2回に松永桜輝(3年)が左中間へ三塁打を放つと、谷岡樹(3年)が左中間二塁打し、連続長打で1点を先制。先発の大久保迅(3年)は8回まで1失点と好投したが、リリーフが延長10回タイブレークで大量失点し敗れた。

 19日の2回戦(徳島科学技術戦)でタイブレークで勝利しており、和田哲幸監督(59)は「ウチのゲーム展開だったんですけど…」と悔しげな表情を浮かべた。

 和田監督はOBで、名将・蔦文也監督の教え子。1985年センバツで4強入りしている。教員監督として城南、鳴門、板野で監督を歴任し、池田に転任後の今年4月、監督に就任した。

 就任して選手に接して感じたことは「自分たちの力を信じていないこと」だったという。選手には「みんなの長所を生かして戦っていけば、苦しい戦いになるけど夢に届く」と言い続けていた。この日もナインに「苦しい戦いを乗り越えてこそ、自分たちの力で運命を変えられるよ」と説いたという。

 蔦監督から教わった「最後は選手を信じる」を信条にタクトをふるった。敗戦にも「(春から)粘り強くなった。最後まで諦めないことが浸透した」と短期間での選手の成長を喜んだ。

 試合中は仁王立ちし腕を組む姿も。「雰囲気やしぐさは似ているなと言われます。偉大な恩師なので近づきたいという思いはあります」と言う。

 試合後、大西愛叶主将(3年)が語った。「池田高校である以上、甲子園を目指さないといけないと思うので、来年は絶対甲子園に行けると信じています」。

 かつて甲子園を席巻した「IKEDA」のユニホームは変わっていない。和田監督は「この敗戦が(将来)池田高校のユニホームが夏の甲子園で輝くような場面につながってもらえば…」と静かに話した。

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