◆第108回全国高校野球選手権富山大会▽準決勝 高岡商5―2高岡第一(23日・富山市民)

 富山大会2回戦で高校生左腕では最速タイとなる156キロをマークし、今秋ドラフト上位候補に挙がる高岡第一・前田侑大(ゆうと)投手(3年)の夏が終わった。富山では最多となる夏の甲子園出場22回を誇る名門・高岡商に敗れ、甲子園への道が断たれた。

 村本忠秀監督(61)が疲労を考えてベンチからスタート。3点を追う4回に3番手で登板し、9回まで4安打1失点で味方の反撃を待ったが、2―5で敗れた。

 「疲れが少しあるなかでも全力で投球が出来たのは良かった」と前田。巨人・森中スカウトのスピードガンで152キロを計測するなど、自慢の球速に衰えはなかった。

 進路については「甲子園に出ていればプロという考えもあったが、県大会で負けてしまったので…」と明言を避けた。それでもスカウト陣の評価は高く、森中スカウトは「投げ続けても出力を維持できる高校生は、なかなかいない」と評価。「スピードガンの数字だけでなく、投げっぷりの良さや気持ちの入った立ち振る舞いでもベンチを鼓舞し、スタンドを沸かせることができる。プロ向きの根性を感じる」との声もあった。この夏を沸かせた快腕は、どのような道を選ぶのだろうか。

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