◆全国高校総体サッカー▽1回戦 旭川実5―2大阪桐蔭(25日・Jヴィレッジ)

 1回戦が行われ、2年ぶり10度目出場の旭川実が5―2で大阪桐蔭(大阪2位)を倒し、3年ぶりに初戦を突破した。ナイジェリア人の父をもつFWオニブチジデオフォー太郎(3年)が前半22分に先制ヘッドを決めるなど、3得点と活躍した。

26日の2回戦では松本国際(長野)と対戦する。

 旭川実の大型FWオニブチがチームを波に乗せた。182センチ、80キロの体格を誇るストライカーが最前線でターゲットになって攻撃を引っ張り、前半22分には右からのクロスに鋭く反応。相手DFと競り合いながら前に出て、首をひねってネットを揺らせた。

 前半終了間際に追いつかれたが、「振り出しに戻っただけ」とすぐに気持ちを切り替えた。後半2分にピッチ中央でファウルを受けて倒されると、素早くリスタート。左サイドを走り込んだMF山腰崇真(2年)にパスを送ると、そのクロスをMF小山涼太(2年)がゴールに蹴り込んで、勝ち越し弾へとつながった。

 背番号9は後半7分にミドルを決めると、その1分後にもGKを背にしてボールを受け、反転しながらゴール。昨年は肉離れなど負傷が多く、高校最後の年に懸ける思いが結果につながった。「公式戦のハットトリックは高校では初めて。うれしい」と喜んだ。

 神奈川出身で、中学時代は湘南U―15でプレー。

3年時に、プレミアリーグで戦っている旭川実を見て進学を決めた。この日は家族が応援に福島まで来ており、「恩返しの気持ちでプレーしました」。2回戦も前線で体を張り、勝利に貢献する。(里見 祐司)

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