◆第108回全国高校野球選手権東東京大会▽決勝 関東第一10―4二松学舎大付(27日・神宮)

 関東第一が二松学舎大付を下し、荒木大輔を擁した1980~82年の早実(現在は西東京)以来、44年ぶりとなる3連覇を達成した。3年連続11度目の夏の甲子園出場。

4年ぶりの優勝を目指した二松学舎大付との決勝を制し、激戦区・東東京の頂点に立った。

 試合前からナインが覚悟していたのは「我慢比べ」だった。先発したエース左腕・石井翔投手(3年)は、「相手も強いので、0が続いてもしぶとく戦おうと話していた」と振り返る。その中で打線が初回からつながった。4番・井口瑛太内野手(3年)の先制適時打などで4点を先取すると、4回までに9得点。合計16安打10得点の猛攻で主導権を握り、最後まで試合の流れを渡さなかった。

 石井も粘り強く腕を振った。緩急を織り交ぜた投球で試合を組み立て、9回には無死満塁のピンチを迎えながらも冷静だった。「ランナーを気にせず、一つずつアウトを取ることだけを考えた」。3点を失ったものの最後は遊ゴロで締め、9回10安打4失点で完投。「欲を出さず、自分のピッチングを貫けたことが一番良かった」と納得の表情を見せた。

 2024年の夏は甲子園決勝で京都国際に延長タイブレークの末に敗れ、準優勝。

昨夏は準々決勝で日大三に競り負けた。届かなかった日本一へ。「甲子園がゴールではない。優勝がゴール」と石井は言い切る。東東京で44年ぶりの3連覇を成し遂げた関東第一は、悲願の全国制覇へ挑む。

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