卓球 ◇WTTチャンピオンズ横浜 第1日(4日、横浜BUNTAI)

 男子シングルス1回戦を行い、世界ランク23位の宇田幸矢(協和キリン)は、同ランク24位で24年パリ五輪代表の篠塚大登(東都観光バス)に2―3で敗れ、1回戦で姿を消した。

 2―2で迎えた第5セット(S)は、篠塚にスタートから4連続ポイントを奪われ劣勢に。

それでも、諦めず攻め続け、一時は同点に追いついた。最後は力尽きたが、大激戦に会場も大いに沸いた。宇田は「負けたのは悔しいですが、自分の成長に必ずつながっているので。選手としては苦しいですけど…。お互い、いい刺激になのかな」と淡々と話した。

 「苦しい」と話すのには理由がある。宇田は28年ロサンゼルス五輪を占う意味でも重要な大会となる27年の世界選手権(個人、カザフスタン)代表も兼ねた10月のアジア選手権(ウズベキスタン)代表入りを目指しているが、アジア卓球連合(ATTU)が、代表争いの期限を発表しておらず、選考の期限がいまだ決まっていないのが現状だ。

 男子の出場枠は「5」で松島輝空、5月の国内選考会で勝利した田中佑汰(ファースト)が内定。そのほか、世界ランク上位の張本智和(トヨタ自動車)、戸上隼輔(井村屋グループ)の選出が濃厚。残り1枠を篠塚と争っている。

 2人の世界ランクの差は「1」。7月25日のWTTスターコンテンダーサン・ジョゼ・ドス・カンポス3回戦での直接対決は、3―0で勝利し、同ランクを逆転していた。

そこまでが期限なら宇田だったが、今大会で篠塚が勝ち上がり上位に入れば再びランクは逆転されることが濃厚。どの大会で決まるかは不透明で、今大会が代表争いの行方を左右する重要な一戦になる可能もあり、選手の思いは複雑だ。宇田は「(選考期限は)まだ何も分かっていないので。ちょっと振り回されてしまっているのかな。ルールって言うのはしょうがないですし…。まだ分からないですけど、そこで代表をつかめなかったら、それはやっぱり自分の実力不足もあるので」とやりきれない思いを吐露した。

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