◆第108回全国高校野球選手権大会第1日 ▽1回戦 仙台育英3―1札幌日大(5日・甲子園)
3度目の挑戦でも聖地初勝利には届かなかった。北海道勢11年ぶりの開幕戦に登場した札幌日大(南北海道)は、1―3で仙台育英(宮城)に敗戦。
札幌日大の記録員・安井壱之心マネジャー(3年)は、ベンチから大舞台を堪能した。
野球一家で生まれ育った。駒大出身の父・玲緒直(れおな)さんは、社会人野球のシダックスで1999年日本選手権優勝。兄・勇有心(ゆうしん)さんも亜大の現役野球部員だ。1600グラムの低出生体重児で、「脳性麻痺(まひ)」と左足全体が内側に反り返る先天性の「内反尖足(ないはんせんそく)」を抱えて生まれながらも、父兄の後を追って小1から白球を追った。
歩行時は左足のかかとがつかない。中学では硬式の強豪チームを退部し、約1か月ほど学校に通えない時期もあった。高校入学後に野球部入部の意思を伝えられた玲緒直さんは「どんなに厳しいか分かってるかと。最後まで絶対にやめるなとだけ伝えた」。不安な気持ちを抱えて送り出した。
それから約2年半。チームに欠かせないマネジャーへ成長した姿に「感動してます」と目を潤ませた玲緒直さん。「一歩ずつでいいから成長してほしい」という名前への思いの通り着実に歩みを進め、聖地にたどり着いた安井は「父との約束を果たせて、得るものがあった。3年間やってきて本当に良かった」。晴れやかな表情で球場を後にした。










![Yuzuru Hanyu ICE STORY 2023 “GIFT” at Tokyo Dome [Blu-ray]](https://m.media-amazon.com/images/I/41Bs8QS7x7L._SL500_.jpg)
![熱闘甲子園2024 ~第106回大会 48試合完全収録~ [DVD]](https://m.media-amazon.com/images/I/31qkTQrSuML._SL500_.jpg)