◆第108回全国高校野球選手権 第1日 ▽1回戦 仙台育英3―1札幌日大(5日・甲子園

 甲子園で初めて女性審判がジャッジした。埼玉県高野連所属の森田真紀さん(49)が、開幕カードとなった札幌日大・仙台育英戦で二塁塁審を努めた。

 日本高野連が4月、今大会で全国から集まった5人の女性審判の起用を決定。春夏通じても初となる第1号に、森田さんは「失敗はできないとプレッシャーがあった」とパイオニアとしての苦しみを明かしたが、きびきびした動きではつらつとジャッジ。「基本に戻って『ボールから目を離さない』と(試合中に)声に出していました」と舞台裏を明かした。

 1試合をやり遂げ「みんなに支えられて終わることができました」。そう語ると目を潤ませた。

 森田さんは中学、高校とソフトボール部で、大学から軟式野球に転向。教員で赴任した高校で野球部の手伝いをしながら審判に挑戦した。小学6年の女の子と小学4年の男の子を持つ2児の母。子育てで約10年離れたが、6年前に復帰。現在は審判を務めながら、埼玉・慈恩寺中でバレーボール部の顧問をしている。

 カクテル光線に照らされた甲子園の印象に「冷静に見たら、すごくきれいだな。その中にいさせてもらってありがたかった」と話すと、「女性審判としてスタートを切れたので、後に続く人がもっといいプレーをしてくれたらいいのかなと思います」と、今後続く4人や後進にも期待を寄せた。

 甲子園について「すごい怖いところですけれど、終わってみたらまたやりたいな。あそこに立ちたいなという気持ちにさせてくれます」と意欲も語っていた。

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