鹿島は15日にホーム開幕戦となる第2節名古屋戦(メルスタ)を迎え、2016年以来、10シーズンぶりとなる開幕2連勝を目指す。

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 2点ビハインドをひっくり返した第1節横浜FM戦(4〇3)の勢いそのままに、2連勝を目指す鹿島。

鬼木達監督は「(開幕戦の)失点の仕方は自分たちらしくなかった。整理しなきゃいけないという話は選手にしています。ただ、ああいう状況からひっくり返す力は少なからずついてきている。いい部分は継続して、ああいう(失点の)場面を減らしていこう、そういう話をしています」と見据える。

 レオセアラとチャヴリッチが2得点ずつをマークしたが、この逆転劇を語るのに外せないのが、後半開始時から出場したMF松村優太の活躍だった。

 ゴール数やアシスト数は稼げなかったが、3得点に絡む大車輪の活躍。オフサイドで取り消しとなった徳田誉のゴールも演出しており、45分間の出場ながら驚異の得点関与力を発揮した。

 肩の手術明けだった特別大会「百年構想リーグ」では本領発揮とならなかっただけに、鬼木監督も「吹っ切れている感じはありますね」と目を細める。「今シーズンに入ってからは、徐々に肩を気にするシーンも減ってきて、きちんと手が振れているなと思いながら見ていました」と明かした。

 開幕戦の松村のプレーにおいて、指揮官が感嘆したシーンがあった。最後のチャヴリッチの勝ち越し点につながった、柴崎岳へのパス。CKのこぼれ球を後ろ向きで回収した松村は、後ろに戻して作り直すのではなく、サイドに張っていた柴崎への展開を選択した。

リスクある選択だったが、柴崎はこれを2タッチ目で前線に送り、チャヴリッチが見事に仕留めて決勝点が生まれた。

 「自分は下げてもいいかなと思った。ボールを大事にという意味では。体勢はよくなかったし、あそこでインターセプトされる可能性もあったかもしれない。でも勇気を持って、自分の意思でそれを成功させた。もちろん、ミスをしていれば自分は(松村に)言います。でもそれを成功させちゃえば『素晴らしい』で終わる話。自分と違う発想で成功させてくれた。そういうのは嬉しいですよね」

 指揮官は松村について、「勝ってても、負けてても、常に出る選手」と攻守両面で高く評価する。アジア制覇も見据える今季は、昨季以上の過密日程となることが確実。先発出場時はもちろん、点が欲しい場面では流れを変えるジョーカーとして、リードを守り抜く場面では自慢の走力で相手の勢いを封じる切り札として、松村優太は今季も躍進に欠かせない存在となるだろう。

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