7月26日に第2シーズンが始まったTBS系日曜劇場「VIVANT」(後9時)の第14話が16日、放送される。乃木(堺雅人)が別班情報を売ったと推理していた新庄(竜星涼)を拘束するが、実際の”犯人”は野崎(阿部寛)だったことが判明した第13話(9日放送)を振り返る。

 衝撃の展開で幕を閉じた第13話。放送前にSNSで「乃木さんの目線に立って、シンプルに、冒険に巻き込まれることを、お勧めします」と投稿していた飯田和孝プロデューサーに、撮影の裏話と反響について語った。

 VIVANTを熱く、丁寧に、ご視聴いただきありがとうございます。8月9日の第13話で、VIVANT第2シーズンがいよいよスタートしました。というのも、ここまでは、第1シーズンの時間軸の裏側を紐(ひも)解いていく形で物語が進んでいましたが、ここから、いよいよ別班奪還へ向けての乃木の冒険が始まっていきます。そんな中、野崎さんが裏切ったと分かった時のSNSでの反応、友人、家族からの反応は、これまでにない、まさにカオスでした(笑)。私の周囲にも、野崎さんを疑っている人は少なかったのですが、私も、最初にこの台本を読んだ時には、一人で「えーーー!」と声に出してしまったのを記憶しています。「信頼し合った仲間が宿敵になる」というのは、名作にはつきものですが、これからの乃木の冒険は、間違いなく険しく、しかしながら、とてもエキサイティングなものになっていくことをお約束します。

 第13話の見どころというと、やはり名優たちの芝居合戦ですね。乃木に対峙(たいじ)する長野専務(小日向文世)の芝居には、すごみすら感じました。無料動画配信サービス「TVer」で配信中の「VIVANT―Adventure Log―」では、謙遜していらっしゃいますが、小日向さんの演技のすごさは、目だと思っています。力強さ、鋭さ、優しさが目に宿っているんです。

優しいセリフでも、裏腹に目が鋭かったりするんです。それは正に、ベテランの別班員さながらな隙のなさを感じさせてくれます。

 また新庄を演じる竜星涼さんの熱い芝居にも感動したのを記憶しています。拷問シーンの撮影日の竜星さんには、並々ならぬ決意のようなものが宿っていて、何にも揺るがない強さを感じました。正に新庄というキャラクターが、ブレずに、信念を持ち行動している、そのままの姿がそこにありました。追い詰められるシーンではあるものの、生き生きと芝居を楽しんでいる姿がそこにありました。

 それを見た時に、第1シーズンで新庄役を竜星涼さんにオファーしたいと思った時のことが蘇(よみがえ)りました。テントのモニターであることが最終回で分かる新庄は、視聴者を油断させつつも、得体の知れない何かを宿している必要があります。私は、『小さな巨人』(2017年)でご一緒して、竜星さんの高い演技力を知っていましたし、『アンナチュラル』(18年)の木林役での言葉とは裏腹な不気味さが、印象に残っていました。第1シーズンの制作前から、「続編では新庄はかならずキーになる」と福澤監督から言われていた中で、竜星涼さんなら新庄を魅力的に演じてくれる、と考えオファーしました。

 そんな新庄ですが、第14話で大きな転換点を迎えます。是非、明日の放送、心して見守っていただければ嬉しいです。

 改めて、VIVANT第2シーズンは、乃木憂助が仲間を奪還しにいく、ごくごくシンプルなストーリーとなっています。乃木さん目線で、乃木が見えているものにフォーカスして、世界観に入り込んで、見ていただければ嬉しいです!

 よろしくお願い申し上げます!!!

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