プロボクシングで7月に世界3階級制覇を達成したWBO世界スーパーフライ級王者・寺地拳四朗(34)=BMB=が25日、財務省で片山さつき財務相を表敬訪問。「チャンピオンになれば、こういう機会も増えるのはすごいありがたい。

返り咲いてよかったなと思う」と語ると、「もっと成長して強くなれば、総理にも会える」と大きな野望を掲げた。

 寺地の大臣との面会は、今回が3回目。「プロボクシングの発展を応援する国会議員の会」会長の加藤勝信衆院議員が厚労相、財務相だった際にそれぞれ表敬訪問している。

 片山財務相とは、寺地が奈良朱雀高出身ということもあり「奈良つながり」で高市早苗首相の話題にもなった。同行した三迫ジムの三迫貴志会長とともに「世界チャンピオン全員で、総理に会わせていただきたい」との要望も伝えたという。

 寺地は「総理大臣に会えたら、ボクシング界のアピールになると思う。それが実現すれば個人的にもうれしいし、ボクシング界にとってもいいニュースだと思う」と業界の地位向上への一助にしたい考えを示した。

 国民栄誉賞を受賞すれば、総理とも会えるが「井上(尚弥)がいるからな~。そこがきついなって感じはありますけど」と苦笑。三迫会長は「ボクシング界全体の地位向上を図っていく役割を本人も自覚している。財務大臣だったり総理大臣に会うことで、ボクシングのさらなる地位向上を目指すのは、いい目標なんじゃないか」と話した。

 寺地の所属ジムの会長で父の永(ひさし)さん(62)は、元日本ミドル級・元東洋太平洋ライトヘビー級王者であり、引退後は京都・城陽市議会議員も務めた。

ただ寺地は、引退後の政界進出について「ないです。お父さんを見てるんで、すごい大変そうだった。僕には向いていない気がします」ときっぱり否定した。

 寺地は7月20日のWBO同級王座決定戦(両国国技館)で、イスラエル・ゴンサレス(メキシコ)に3―0の判定勝ち。日本人8人目の世界3階級制覇を達成した。次戦については「まだ分からないが、年内にありそうな気がする」との見通しを明かした。すでにロードワークと軽めの筋力トレーニングは行っており、9月から本格的にジムワークを再開する予定だ。

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