映画「男はつらいよ」のファン感謝祭イベントが27日、東京・葛飾区のMOVIX亀有で行われ、同作の山田洋次監督、北山雅康、劇団ひとりが登壇した。

 第1作目の公開日が1969年8月27日であることから「8・27」を記念日として同作の地元・葛飾区の映画館で開催。

今年で3回目となる会場には、ベージュのセットアップに腹巻き、ソフト帽を身につけた、大勢の寅さんファンの老若男女が集結した。

 大きな拍手で迎えられた山田監督は「この中には、第1作で生まれていなかった人もいるんでしょう。長い年月を経て、いまだに『ファンですよ』と言ってくださる人たちがたくさんいるってことは、作り手として、監督として幸せ」とかみしめるように語った。

 この日は、イベント後に上映されたシリーズ17作目の「男はつらいよ 寅次郎夕焼け小焼け」(1976年)に関するトークを展開。観客からの質問コーナーでは「令和の時代に寅さんが露店でモノを売るとしたら?」と質問されると、「寅さんの売る物は、みんなインチキ」と前置きした上で「古本じゃないかな。その本はどういう本かっていうと、『AIの利用の仕方』っていう本じゃないかな」とユーモアを交えて笑わせた。

 近年、急速に発展しているAIについての持論も展開し、「AIは非常に不安に包まれている。本当に大丈夫なんだろうかって。これから先、どうなるんだろうって誰も分からないし、AIにしかわからない。僕もそういう不安の中にいる一人です」と語っていた。

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