卓球「ノジマTリーグ」の男女12チームの話題をお届けする「TリーグNEWS」第13回は、男子の岡山リベッツ(岡山)の「ダブルエース」をピックアップ。今季加入した世界ランク3位の松島輝空(そら、19)が昨季王者・東京戦(22日)で移籍後初戦に臨んで2勝。

チームメートで同4位の張本智和(23)と高め合う関係性や、チームのリーグ初制覇を目指す決意を明かした。

 日本のダブルエースが入場すると、大歓声が上がった。岡山は新加入の松島が及川瑞基(29)とのダブルスで強烈なバックハンドで決めた。2―0で競り勝つと、続くシングルスでは東京のエース・林꽫儒(りん・いんじゅ、台湾)を3―1で撃破。移籍後初戦でいきなり2勝の19歳は「勝つことができて、まずは良かった」と汗をぬぐった。

 3―0の既に決着がついた場面で臨むのは、張本にとって岡山加入2季目で初めてだった。ボーナス点を懸けて臨み、3―2で逆転勝ちし「気持ちの部分で難しいけど、層が厚くなってチームが強くなったと感じた」と、松島の存在の大きさを力説。2人は肩を組んで喜びを分かち合った。

 松島は13歳から在籍した東京を昨季で退団。「白神(宏佑)総監督に前から声をかけていただいて、熱い思いを感じた」と新天地に選んだのは張本のいる岡山だった。同時に企業などに所属しない“チームSORA”として、高みを目指して一歩を踏み出した。

 7月のWTT米国スマッシュで史上最年少19歳で日本勢初制覇。

世界ランクで張本を抜いて日本人1番手に浮上した。張本は18年7月以降、8年守ってきた日本トップの座を明け渡した。「ダブルエース」と呼ばれ、「どちらがエースか?」と問われることも増えた。張本は刺激を受けていることを明かした上で「言い方は記者さんが決めてくれればいいと思う。でも僕たちは互いに自分が一番強いと思っているし、岡山でも、日本代表でも一番勝つ気持ちでやる」と見解を述べ、松島もうなずいた。

 昨季5位でプレーオフを逃した岡山は、18―19年季の2位が最高。張本は「優勝を目指せる。去年の悔しさを松島選手の力も借りながら晴らせれば」と誓い、松島も「勝ち星を挙げる」と語気を強めた。2人のエースを擁する今季、ファンの期待も胸に初優勝へ突き進む。(宮下 京香)

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