卓球◇ノジマTリーグ(22日、神奈川・茅ケ崎総合体育館)

 男子で昨季5位の岡山リベッツ(岡山)が敵地で昨季王者の木下マイスター東京(東京)を4―0で破り、今季初勝利を飾った。新加入した世界ランク3位の松島輝空(そら)が第1試合のダブルスで2―0、第2試合のシングルスでは林昀儒(台湾)を3―1で破り、昨季まで在籍した古巣を相手に2勝の活躍。

第4試合のシングルスには、同5位の張本智和が東京の主将・吉村和弘に3―2で競り勝った。今季2戦目で、日本のダブルエースがそろい踏み、快勝に導いた。

 岡山に移籍後、古巣相手に初出場して2勝を挙げた松島は「移籍してから初めての試合で、4―0で勝つことができて、まずは良かったです」と安堵(ど)の表情を浮かべた。張本も「初めてですか? 3―0で回ってくるのは。松島選手が入ってくれたことで、オーダーの幅も広がるし、去年よりも文字通り層も厚くなって、強くなった試合なのかなと思います」と、チームとしての今季初勝利を喜んだ。

 19歳の新エース・松島は、ダブルスで及川瑞基との全日本王者コンビを再結成。第1ゲーム(G)で0―4から逆転すると、最後は10―10から1点先取した方が取るリーグ独自のルールが適用され、11―10で取り切った。シングルスでは台湾出身の実力者・林と激突。世界屈指のラリー戦も披露し、第1Gを4―7から逆転すると、2―1の第4Gはフォアカウンターを決め、ガッツポーズ。相手に反撃を許さず、最後は得意のサーブからの展開で2連続得点と押し切った。

 第3試合では横谷晟が3―0で快勝し、この時点で3勝でチームの勝利は決まった。ボーナス点をかけた第4試合で張本が満を持して登場。

第4Gまでは連戦の難しい状況で高い集中力を保てない場面もあり、2―2にもつれた。迎えた最終Gは、リーグ独自の規定で6―6からのスタート。サーブ3球目攻撃でバックハンドをクロスに鋭角に決めると、5連続得点で押し切った。勝利後は味方ベンチに向かって左拳を握った。

 勝利した4歳上の張本をベンチで迎えた弟分の松島は、冗談めかして「おせーよ!」と笑顔で声をかけた。フルゲームまでもつれたことに“ご立腹”だった様子の後輩に対し、張本も「すいません、すいません」と茶目っけたっぷりに“謝罪”。笑顔で肩を組んで勝利の喜びを分かち合った。

 ダブルエースを擁して初優勝を目指す岡山は、30日にアウェーで静岡と対戦する。松島は「Tリーグではしっかり勝ち星を挙げられるように頑張ります」と新天地で決意。張本も「去年(5位)の悔しさを松島選手の力も借りながら晴らすことができたら」と、岡山として初のリーグ制覇を掲げた。

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