毎夏恒例の日本テレビ系チャリティー番組「24時間テレビ49―愛は地球を救う―」が29、30日に東京・両国国技館から生中継された。チャリティーマラソンランナーを務める女優の星野真里は、国指定難病「先天性ミオパチー」を患う11歳の娘・ふうかさんから手紙を受け取り、涙を流した。

 星野が手紙を受け取ったのは、ふうかさんが人生初の大手術を終え、マラソン本番を10日後に控えた日。手紙を受け取った星野は「えーっ!」と驚きの声を上げ手紙を読み始めた。

【ふうかさんの手紙全文】

大好きなママへ。

今日はママにありがとうを言おうと思います。まだ手が動かせないのでパパに書くのを手伝ってもらいました。リハビリは頑張ってますが痛くて痛くて、もう帰れなくてもいいからリハビリはやりたくないって思うけど、ここまでリハビリを頑張れたのは退院後の楽しみや、パパやママが近くで応援してくれたからです。ママありがとう。そして私には夢があります。今日は私の夢が詰まった未来の家族へ向けての手紙を書いてみました。

10年後の家族へ。

10年後パパとママは2人でカフェを経営しています。カフェの名前はパパとママの名前を合わせて、「たまり笑」とかいて「またりえ」です。

私は結婚にはあまり興味がありません。でも私は欲張りなので子どもは欲しいです。だけど出産はちょっと怖いので、どうしようかなぁと悩んでいます。仲の良い親友たちとシェアハウスで暮らすのもいいなぁと思っています。親友たちが仕事に行っている間、私はパパとママのカフェで働きます。お客さんの注文を聞いたりコーヒーやケーキを運んだりします。今、英語を勉強しているので外国から来たお客さんとの会話にも挑戦します。Hello!お店の看板にその日のおすすめのメニューを書くにも私の仕事です。10年後の今日のおすすめは「夏野菜のサンドウィッチ」です。

私はきっとママより少し背が高くなっています。そしてリクライニングもティルトも高さの調節も全部出来る車いすに乗っています。荷物もたくさん入れられて収納もバッチリです。

パパは今よりほうれい線が深くなって白髪もけっこう増えていると思います。ママは白髪があっても上手に隠して10年後も今と変わらずかっこいいと思います。

10年後の家族へ。

もしうまくいかないことがあっても、必ずいいことが1つや2つはあると思います。だから大きな壁にぶつかっても、あきらめずに頑張ってください。ここまで私たち家族は、愛と勇気と絆でいくつもの壁を乗り越えてきました。だから10年後もきっと大丈夫です。笑ったり悩んだり、時々ケンカをしたりしながら、これからもみんなで一緒に歩いて行ってください。10年後の高野家がどんな家族になっているのか、私は今からとても楽しみにしています。

10年後の家族へ。

また笑顔で会おうね。

ふうかより

 手紙を読み終えた星野は「ありがとうございます」と涙を流し、「こんなふうにいろいろ将来のことを聞いたこともなかったなあと」と続けた。

そして星野自身の10年後の夢を聞かれると、「まずは生きててほしいっていうところですね。ハタチを超えて一緒にお酒を飲むっていうのが今の、本当にシンプルな夢です。お酒を飲めるだけの体があって気持ちがあって、生き続けてくれていたらいいなっていうふうに思っていたので」と心境を明かした。

編集部おすすめ