先週で夏の新潟&中京開催が終了しました。札幌開催はラスト1週を残すのみとなりましたが、牡牝別の「馬トク2歳番付」第2弾を発表します。

同番付はレース後に算出される馬トクサイトの能力指数をベースに、現場記者のジャッジも踏まえた見解を加味したうえで決定したものです。次回の番付は、中山&阪神開催が終了した翌週の月曜日に更新する予定です。

 牡馬で怪物級の能力指数を算出した馬が現れた。札幌のダートで勝ち上がったレガメデルヴェント(美浦・伊坂重信厩舎、父ルヴァンスレーヴ)が能力指数「57」を叩き出した。後続に2秒1差をつけたデビュー戦(札幌ダート1700メートル)の走破タイムが1分45秒1。同日の3歳上2勝クラスを0秒3も上回ったように、すでに古馬レベルの才能を見せたといっても過言ではない。

 横綱のジョドレルバンク(美浦・武井亮厩舎、父エフフォーリア)は芙蓉S、大関のショウナンガレオン(美浦・加藤士津八厩舎。父フライトライン)は札幌2歳Sで2戦目を迎える。それらの結果次第では、レガメデルヴェントが横綱に上り詰める可能性も大いにある。

 小結に入ったのはコラリオン(美浦・伊坂重信厩舎、父リオンディーズ)。初戦は走破時計こそ平凡だが、上がり33秒1の末脚を繰り出し、レースセンスも見せた。デビュー戦から横綱と同じ能力指数「46」を算出したことから、評価が高まった。

 前頭筆頭には新潟2歳Sを制したレッチュベルク(美浦・久保田貴士厩舎、父インディチャンプ)。重賞制覇で、能力指数は新馬戦の「38」から「50」と大きくアップしたが、昨年の新潟2歳S覇者リアライズシリウスは「55」をマークしていただけに、上位昇進は見送った。

 以下2頭は絶好調のエフフォーリア産駒2頭をピックアップした。前頭2には、札幌の新馬戦を3馬身半差で快勝したノヴァヴェローチェ(栗東・上村洋行厩舎、父エフフォーリア)。「44」と上々の能力指数を算出したうえに、鞍上の北村友一騎手からも「能力は高いので楽しみ」など高い評価を受けている。前頭3には、先週の新潟でデビュー勝ちしたチェスティーノ(美浦・鹿戸雄一厩舎、父エフフォーリア)。開催後半で時計を要す馬場だったが、ルメール騎手が「ずっとスムーズでした」と着差以上に強かっただけでなく、「もうちょっと長い距離でも大丈夫そう」とクラシックを意識した発言も加味した。

 牝馬は、横綱に推したジーティーマイカ(栗東・前川恭子厩舎、父シスキン)が中京2歳Sを着差以上の強さで勝利した。初戦の能力指数は「51」。馬トクサイト創設から滅多に現れなかった新馬戦の能力指数50以上がいかにハイレベルであるかが証明されたか。当然、横綱の地位はキープ。この勝利でしばらく首位の座は安泰とみている。

 大関には、小結から昇進したルークウォーム(美浦・手塚貴久厩舎、父トゥーダーンホット)が入った。初戦の能力指数は「45」だったが、2戦目のダリア賞では2馬身半差で逃げ切り、能力指数はオープン競走で上々の「54」をマーク。上位昇進の決め手となった。

 関脇には、前回が大関だったジーティーサクラ(栗東・吉岡辰弥厩舎、父キタサンブラック)がスライド。次走の野路地Sの結果次第で、大きく変動があるかもしれない。

 続く小結には、中京2歳Sで2着に好走したシスキンブルーム(栗東・斉藤崇史厩舎、父シスキン)が入った。能力指数は新馬戦の「34」から、未勝利戦で「46」を算出。中京2歳Sでは狭い内ラチ沿いから2着に入り、鞍上の団野大成騎手が「勝ち馬とは枠の差」と悔やんだほど。上位昇進に値する走りと成長を見せている。

 前頭筆頭には、前回が関脇だったイモージェン(栗東・池添学厩舎、父サリオス)がスライド降下。函館2歳Sでは2着に好走したが、能力指数は「46」と平凡に終わったため、ジャンプアップの昇進とはならなかった。続く前頭2、3には2頭の新入りが入った。

中京で勝ち上がったラムラベイ(栗東・東田明士厩舎、父リアルインパクト)と、札幌で勝ち上がったホウオウプレマ(美浦・大竹正博厩舎、父キタサンブラック)だ。前者はレースセンスが抜群で能力指数は「44」と高めの数値をマークした。後者は能力指数が「37」と平凡だったが、超スローペースの前残りにもかかわらずゴール前で見せた瞬発力を高く評価。池添謙一騎手も「内容としてはすごく良かった」と好感触だったことから番付入りを勝ち取った。

編集部おすすめ