今年の第102回箱根駅伝で19位だった大東大の新コーチとして、2016年リオデジャネイロ五輪男子マラソン代表の石川末広氏(46)が就任することが1日、発表された。東洋大OBの石川新コーチは、真名子圭(まなこ・きよし)監督(47)とホンダ時代のチームメートで同じ三重県出身であり親交が深いことから、ホンダのスタッフ(リクルーター兼普及)から出向で大東大のリクルーティングコーチに転身することになった。

 大東大の男子駅伝チームは、宮城・仙台育英高を全国高校駅伝(男子)優勝に導いたOBの真名子監督が2022年に就任。23年の箱根駅伝に3年ぶりに復活出場を果たし、24年には10位と躍進。9年ぶりにシード権(10位以内)を獲得した。しかし、その後、25年、26年は連続して19位と苦戦。今季は3年ぶりのシード権復活を目指す。

 今季の箱根駅伝予選会は10月17日。石川新コーチの母校の東洋大も21年ぶりに予選会に回った。秋の大一番まで約1か月半に迫った。

 ホンダを通じて発表された石川新コーチのコメントは以下の通り。

 「9月1日付でHonda陸上競技部を離れ、大東文化大学陸上競技部男子長距離ブロックのリクルーティングコーチとして出向することとなりました。選手として17年、スタッフとして6年、計23年間にわたりHonda陸上競技部の一員として活動できたことを、大変誇りに思います。気づけば選手たち以上に喜んだり悔しがったりしていましたが、そんな日々も含めて、私にとってはかけがえのない時間でした。

これからは新たなステージにて、大東文化大学および陸上界の発展に貢献できるよう、全力を尽くしてまいります。Honda陸上競技部で学び、育てていただいたことに感謝しながら、新たな挑戦を楽しみ、一歩一歩前に進んでいきます。今後ともHonda陸上競技部への変わらぬご支援、ご声援を何卒よろしくお願いいたします。本当にありがとうございました」

 大東大を通じて発表された石川新コーチのコメントは以下の通り。

 「Honda陸上競技部を離れ、9月1日付で大東文化大学陸上競技部男子長距離ブロックのリクルーティングコーチを拝命いたしました。Hondaで学び、育てていただいた23年間の経験を生かし、将来性あふれる学生たちとの出会いを大切にしながら、チームの発展に貢献してまいります。選手たちとともに挑戦を重ね、一人ひとりの成長を支えられる存在でありたいと考えています。新たなステージでも感謝の気持ちを忘れず、全力で取り組んでまいります」

 ◆大東大陸上競技部 1966年、前身の同好会がわずか4人で結成された。その翌年に部に昇格し、秋の箱根駅伝予選会を4位で通過し、68年箱根駅伝に初出場。同年4月に青葉昌幸監督が就任。着実に力をつけて強豪校となり、75年の箱根駅伝で初優勝。翌年も連覇を果たした。

90、91年には2度目の連覇を飾った。全日本大学駅伝は優勝7回、出雲駅伝は優勝1回。1990年度には初の3冠を達成した。2010年には女子長距離チームが結成。全日本大学女子駅伝では昨年も含めて2位が11回。今季こそ悲願の初優勝を目指す。近年では、佐藤真太郎監督のもと短距離ブロックも活躍している。

 ◆石川 末広(いしかわ・すえひろ)1979年9月27日、三重・鈴鹿市生まれ。46歳。98年、稲生高から東洋大に入学。箱根駅伝では1年2区14位、2年9区15位。3、4年時は予選会で敗退した。

2002年に卒業し、ホンダに入社。2016年リオデジャネイロ五輪男子マラソンに同種目の日本代表最高齢の36歳10か月で出場し、36位。19年に引退。

 

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