◆第40回セントウルS・G2(9月6日、阪神競馬場・芝1200メートル=1着馬にスプリンターズSの優先出走権)

 好調を感じさせる脚取りだった。フリッカージャブ(牡4歳、栗東・西園翔太厩舎、父サートゥルナーリア)は栗東・坂路を単走。

軸のぶれないフォームで、しまい重点に54秒0―12秒2で力強く駆け抜けた。西園調教師は「先週しっかり追い切ったんで、今日は最後だけでしたけど、道中もすごいいい手応えで動けていたと思います」と順調ぶりにうなずいた。

 昨夏から6戦5勝の充実度には理由がある。馬体が成長した点もあるが、坂路主体の調教に、ゆったりとしたコーナーで低速の運動も可能なダートのEコースも取り入れた。トレーナーは「気持ちの乗りすぎるところがあるから、馬が落ち着いて、オンオフの切り替えができるようになりました。調教しやすくなりましたね」と効果を実感している。

 サマースプリントS第2戦の北九州記念を勝利。ここで重賞連勝を決めれば、逆転でシリーズ優勝の可能性もある。「開幕週もこの馬はいい。コースに関しては心配していないですし、勢いもありますから、いい競馬が出来ると思います」と指揮官。厩舎の初タイトルを飾った4歳馬が、2度目の美酒を送り届ける。(松ケ下 純平)

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