◆スポーツ報知・記者コラム「両国発」

 懐かしい気持ちになった。8月19日のファーム・リーグ、ハヤテ戦に巨人の板東湧梧投手が先発した。

学生時代に初めて見たソフトバンク・日本ハム戦(2023年7月5日)で7回1失点と好投したのが、当時ソフトバンクの板東だった。野球には詳しくなかったものの、小気味よい投球は覚えている。カメラマンとして向き合うことになるとは思ってもみなかった。

 今年2月の宮崎2軍キャンプ。全体練習が終わってほとんどの選手が引き揚げる中、板東は連日ブルペンでネットスローを繰り返していた。シーズンに入っても同じ姿を見かけた。「とにかくやる先に何か見えるものがあると思って、がむしゃらにやっている」と、支配下を目指して奮闘していた。

 ところが、8月になっても目標を果たせなかったことから、取り組んできた練習をリセット。球速アップを一番の課題とし、大竹寛2軍投手コーチの助言を得て、投球前にいったん軸足とは反対の左足に重心を乗せ、体重移動の感覚をつかむ練習を徹底的にやっている。これには手応えを感じていて、試行錯誤を繰り返している。

 どんな状況下でも冷静に前を向く板東の姿に、入社2年目の私も頑張らなければ…と刺激されている。大事な仕事を任されることも増えたが、失敗も多い。

常に先のことを考えながら行動し、ベストな写真を撮れるように試行錯誤を続けるのは、野球と変わらない。支配下登録されて再び1軍の舞台で登板する板東の姿を楽しみにしている。(写真担当・渡辺 朋美)

 ◆渡辺 朋美(わたなべ・ともみ)2025年入社。出張先の新潟で好きな日本酒を爆買い。大酒豪と呼ばれるように。

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