◆明治安田J1リーグ▽第6節 千葉2―0G大阪(6日・フクアリ)

 J1千葉は6日、ホームでG大阪と対戦し、2―0で勝利した。J1最長ブランクとなる2009年11月22日の第32節・FC東京戦(2〇1)以来、6132日ぶりの勝利をあげ新たな一歩を踏み出した。

試合開始20秒でFW矢村が先制ゴールをあげると、後半7分にMF津久井の追加点で突き放した。

 待ちに待った歓喜の瞬間がやってきた。激しい雨が降る中、チャンスを仕留め、相手の猛攻を耐え、勝利の笛を聞いた千葉イレブンはピッチ上で倒れ込んだ。J1最長ブランクとなる6132日ぶりの勝利。小林慶行監督は「選手たちがハードワークしてくれた。頭が下がる思いです。自分たちのスタイルを出せて勝てたゲームだったと思います」と喜びを語った。

 開幕から5試合連続で先制点を献上していたこれまでと、この日は違った。DF石尾のグラウンダーのクロスにFW矢村が右足を伸ばして試合開始20秒で先制のネットを揺らした。さらに後半7分には、津久井が追加点をあげて、G大阪を突き放した。J1初ゴールをあげた津久井は「大きな一歩として勝利をみんなで分かち合えるのは本当に喜ばしいこと」と腕をまくった。

 ピッチで選手が勝利に向けて戦えば、ピッチの外では、クラブスタッフたちが「J1定着、そしてさらなる成長」に向けて戦っている。

16年間追い続けたJ1昇格を果たし、今度はクラブ規模の拡大へ。昇格の追い風を逃すことなく、熱心な営業努力で新規パートナー社数は前年比で1.5倍に増加し、既存パートナーからも手厚いサポートを受けるようになった。J2時代に約20億円台だった売上高は、昨季約40億円台に倍増。今季もパートナー数の拡大を軸に、全席指定席化や、パートナーであるファッションサイトを中心とした大手IT企業・ZOZOとの連携によるファンクラブの刷新などを進める。本拠地の収容人数が2万人弱と限られる中、スタジアム以外の接点も広げ、さらなる売上拡大を図り、将来的には80億円台を目指す構想だ。島田亮代表取締役は「全社員が本当に頑張ってくれている」とたたえる。J1昇格はゴールではなくスタートライン。クラブのさらなる成長に向けた挑戦が続いている。

 チームは今季、タイトル獲得を掲げる。矢村は「ここからもっと積み上げていく」と黄色で染まったスタンドに向けて宣言した。初勝利だけで終わらず、全員の力を合わせて白星を積み重ねる。(綾部 健真)

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