◆米大リーグ マーリンズ1―6カブス(4日、米フロリダ州マイアミ=ローンデポパーク)

 カブスが敵地でのマーリンズ戦に勝利した。先発した今永昇太投手(33)は8月5日の本拠でのドジャース戦以来となる白星で9勝目(10敗)を挙げた。

 ピンチらしいピンチはなかったほどの好投だった。1、2回と3者凡退。3回に先頭打者に右翼線二塁打を許したが、打者走者のデロスサントスは続くセルナの遊ゴロの当たりで三進を狙い、三塁タッチアウト。相手のボーンヘッドでピンチには至らなかった。4回には1死から右前安打されたが、後続を抑え無失点。5回も3者凡退だった。

 迎えた6回は1死から1番・エルナンデスに中堅への大飛球を許した。試合後にメディアに対応した今永は「打たれた瞬間はホームランかツーベースになるかどっちかだろうなと思ったんですけど、(打球を追って)振り返った瞬間ピート(クローアームストロング、PCA)が捕れそうなランニングをしていたので、彼は絶対やってくれるだろうと思って見てました」と、PCAの好捕に拍手を送った。

 7回に先頭打者に中前安打を許したところで降板。7回途中3安打1失点、無四球で4奪三振だった。カウンセル監督は左腕の投球について「彼のスプリットフィンガーは今夜本当に良かった。あれをしっかりコントロールしてたくさん使い、とても効果的だった」とたたえた。

94球中、42球がスプリット。「ピッチングコーチやキャッチャーとミーティングしたことを、試合の中で出せた」とプラン通りの投球だったと今永は振り返った。

 現地メディアは今永のストレートの球速について、イニングを重ねるごとに下がっていくと不安視する声も上がるが、「ここはドーム球場なので、やはり屋外と違って環境は一定なので、球速の一貫性を手助けしてくれたことはありました」と“投げる哲学者”らしく冷静に振り返っていた。

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