◆JERAセ・リーグ 広島0―4巨人(6日・マツダ)

 3回の泉口の3ラン。内角の低めに来たカーブで、おそらく待っていた球ではない。

多少抜かれた感じはあったが、上体で追いかけるのではなく、左膝が地面につきそうなくらい粘り強く、下半身の力でうまく打つことができた。

 昨年、3割を打った(3割1厘)ことを考えると、2割5分という数字は、本来の打撃ではない。しかし、5日の試合では9回に一時、同点となる左前タイムリー。これはストレートにさされ気味ながら逆方向へ運んだ。そして、この日の一発は抜かれ気味の球を引っ張っての一打と、対応の幅が広がってきている。

 バットの軌道は元々良く、詰まっても、あるいはポイントを前にずらされてもヒットゾーンに運べ、広角に打てることが一番の特徴であり、強み。7回の左前安打も彼らしいバッティングでマルチ安打と、いい時の状態に上がってきていることは間違いがない。

 残り19試合。得点力が何としても必要な時期だけに、泉口の復調は極めて大きい。(野球評論家・清水 隆行)

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