坂本怜、一進一退の攻防でセットカウント2-2、勝負は最終セットへ


「全米オープン」(アメリカ・ニューヨーク)男子シングルス1回戦が現地8月30日に行われ、予選を勝ち上がった坂本怜(IMG/世界ランク157位)は、アレクサンダー・ブキッチ(オーストラリア/同96位)と対戦。セットカウント2-2で迎えた最終セット、坂本が1ブレークアップの4-3でリードしたところで降雨により中断。
翌31日に順延となった。

【画像】「全米オープン」男女シングルス組み合わせ

20歳の坂本は、今大会の予選決勝で錦織圭(ユニクロ/同481位)を6-4, 7-6(3)で撃破。19本のサービスエースを叩き込んで最後のグランドスラムとなった36歳の偉大な先輩を破り、今年の全豪オープン以来、2度目となるグランドスラム本戦出場の切符を手にした。

本戦1回戦、坂本は最初のサービスゲームで2本のエースを奪うなどラブゲームでキープし調子の良さを見せる。ストロークでも錦織戦と同様にアグレッシブな姿勢を崩さない。第3ゲームでは鋭いリターンから攻めて早くもブレーク。その後もポイントを先行されても自慢のサーブで取り返し、リードを守って6-4で第1セットを先取した。

勢いに乗りたい坂本だったが、第2セットではブキッチもサーブの精度が上がるとともにストロークでのミスも減り、チャンスを握れない。互いにブレークポイントなくサービスキープが続く締まった展開となり、そのままタイブレークに突入する。坂本はリードを奪ったもののダブルフォールトもあってチャンスを活かせず、6-7(5)でセットを奪い返された。

第3セットも互いにサービスキープする息詰まる攻防となった。坂本は集中力を維持すると、5-4で迎えた第10ゲームで相手のダブルフォールトが絡んで握った好機を見逃さず、貴重なブレークに成功。
6-4でセットを取り、勝利まであと1セットとした。

第4セット、第1ゲームで坂本にアンフォーストエラーが立て続けに出てしまい、この試合初めてブレークポイントを握られると、最後はダブルフォールトで追いかける展開となる。粘り強くミスのないブキッチに流れを渡すと、第9ゲームもサービスゲームを落として3-6。セットカウント2-2とされる。

運命の最終セット、坂本は粘り強いラリーでブキッチのミスを誘い、見事ブレークを奪う。しかし、坂本が4-3とリードして迎えたサービスゲーム(30-15)の場面で雨のため中断。そのまま翌31日への順延が決まり、コート7の第2試合に組まれた。

リードした勢いのまま押し切りたかった場面ではあるが、フィジカル面を回復させ、強力なサーブを軸に残り2ゲームを守り切る準備ができるとも捉えられる。坂本にとってこの中断が恵みの雨となるかが注目される。

この試合の勝者は、2回戦で第11シードのフランシス・ティアフォー(アメリカ/同12位)とマーティン・ダム(アメリカ/同90位)の勝者と対戦する。
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