W杯の頂点には届かなかったロナウド photo/Getty Images
2010、2014、2018あたりが年齢的にもチャンスだったが
初めてW杯に参戦した2006年大会から、ポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは今大会まで6度チャレンジしてきた。ポルトガルにとってロナウドは特別な存在であり、誰もが認める世界最高のアタッカーの1人だ。
しかし、この6大会の最高成績はまだロナウドが若手だった2006年大会のベスト4だ。当時はルイス・フィーゴが絶対のリーダーであり、最前線にはベテランのパウレタ、中盤にはデコ、マニシェ、ティアゴ、最終ラインにはリカルド・カルバーリョなど、各エリアにトップクラスの選手がいた。
ただ、当時21歳だったロナウドはまだゴールマシーンに覚醒する前だった。サイドからの仕掛けを得意とするドリブラーではあったが、世界最高の1人になるのはもう少し後のことだ。
年齢的には2010年大会、2014年大会、2018年大会あたりがロナウドが全盛期で戦えた頃だろう。『ESPN』は何が上手くいかなかったのかと振り返っているが、物足りなかったエリアの1つが中盤だ。
現在のポルトガルはブルーノ・フェルナンデス、ヴィティーニャ、ベルナルド・シウバ、ジョアン・ネヴェスら中盤がストロングポイントになっているが、デコやフィーゴが抜けた2010年大会は中盤の質が低下していた。
特に攻撃でアイディアを作れる選手が不足し、ペペやカルバーリョ、パウロ・フェレイラなど守備陣に力のある選手が集まっていた印象だ。
また、今大会のロベルト・マルティネスも含め代表監督の選考にも疑問は残る。2010年大会はカルロス・ケイロス、2014年大会はパウロ・ベント、2018年大会はフェルナンド・サントスと、いずれも名将と呼べるかは微妙なところ。
今大会は中盤にチャンスメイカーが揃ったが、マルティネスはそれをチームとして機能させることが出来なかった。
ロナウドが次回大会を目指す可能性もゼロとは言えないが、ひとまずロナウドの挑戦はここで一区切りだろう。世界最高クラスのアタッカーを擁してもファイナルへ進むことは出来ず、ロナウドにとっても苦い思い出の方が多い6大会となったか。

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