R32で北中米W杯から姿を消したセネガル photo/Getty Images
代表ドクターを巡る"泥沼論争"が勃発
アフリカ王者・セネガル代表のワールドカップ敗退後、チームの医療体制をめぐる発言が大きな波紋を呼んでいる。
英『Reuters』によると、セネガルサッカー連盟(FSF)のアブドゥライェ・ファル会長は記者会見で、代表チームのドクターについて「産婦人科医として訓練を受けた人物だった」と説明。
ファル会長は「選手たちは彼のサポートに十分な信頼を寄せていなかったという報告を受けた。健康は何よりも優先されるべきであり、彼らを安心させられる専門家を探す必要があった」と語り、医療体制に問題があったとの認識を示している。
しかし、この発言に対してセネガルスポーツ医学協会は即座に反発。声明の中で「根拠がなく名誉を傷つける発言だ」と批判し、代表ドクターのアブデラフマン・フェディオール氏はスポーツ医学およびスポーツ生物学の専門資格を保有していると説明した。
さらに同協会は、フェディオール氏が2017年からセネガル代表のチームドクターを務め、これまで3度のワールドカップと5度のアフリカネーションズカップに帯同してきた実績を持つことや、首都ダカールのファン病院で理学療法部門を率いた経歴も紹介。代表チームを支える十分な経験と専門性を備えた医師であると強調している。
セネガル代表は今年1月のアフリカネーションズカップで決勝に進出し(決勝戦でモロッコを破ったものの後に不戦敗判定で優勝タイトル剝奪)、今大会でも上位進出が期待されていた。しかし、グループリーグではフランスとノルウェーに敗戦。決勝トーナメント1回戦ではベルギー相手に終盤まで2点をリードしながら追いつかれ、延長戦の末に逆転負けを喫した。
大会終了後にはパペ・ブナ・ティアウ監督の解任も発表されており、指揮官交代に続いて今度は医療体制をめぐる対立まで表面化。不本意な結果でW杯から敗退したセネガル代表では、敗退の責任についての議論が広がり続けている。

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