バルセロナはレヴァンドフスキら3人の退団で54ゴールを喪失 ...の画像はこちら >>

MLSへ移籍したレヴァンドフスキ photo/Getty Images

フェラン・トーレスはPSGへ移籍へ

バルセロナは新シーズンに向けて前線の大幅な刷新を進めている。なかでも大きな問題となるのが、昨季の攻撃を支えた3選手の退団によって失われる得点力だ。

『MARCA』が報じている。

シカゴ・ファイアー所属のFWロベルト・レヴァンドフスキ、マンチェスター・ユナイテッド所属のFWマーカス・ラッシュフォード、パリ・サンジェルマン移籍が有力視されるFWフェラン・トーレスの3人は、昨季合わせて54ゴールを記録した。レヴァンドフスキが19ゴール、トーレスが21ゴール、ラッシュフォードが14ゴールを挙げており、バルセロナにとって決して小さくない数字だ。

レヴァンドフスキは契約満了に伴って退団。ラッシュフォードについては、マンチェスター・ユナイテッドから獲得するために設定されていた3000万ユーロの買い取りオプションをバルセロナが行使しなかった。

さらにトーレスもチームを離れる意向をクラブに伝えており、パリ・サンジェルマンへの移籍に向けて両クラブが合意に達しているという。

つまりハンジ・フリックは、新シーズンを迎えるにあたって昨季の前線から54ゴール分の得点力を失うことになる。

バルセロナがここまでに獲得したFWアンソニー・ゴードンとFWカリム・アデイェミはも、攻撃面で期待される選手ではある。しかし、いずれもセンターフォワードというよりスピードを生かしたウイングタイプであり、昨季の3人が残した数字をそのまま埋めることを期待するのは難しい。

ゴードンはニューカッスルでプレミアリーグとチャンピオンズリーグを合わせて16ゴール、アデイェミはドルトムントで10ゴールを記録した。特にアデイェミの数字は、ラッシュフォードの14ゴールにも届いていない。

そのため、バルセロナは現在センターフォワードの補強を必要としている。
最有力候補として名前が挙がっているのが、アトレティコ・マドリード所属のFWフリアン・アルバレスだ。

アルバレスは昨季アトレティコで20ゴールを記録しており、得点力という面では十分な実績を持つ。ただし、それでも昨季のフェランが記録した21ゴールには届かない。

仮にアルバレスを獲得できたとしても、3人の退団によって失われた54ゴールを一人で埋めることはできない。新加入選手だけではなく、既存戦力の得点力向上が不可欠になるだろう。

そこで重要になるのが、FWラミン・ヤマル、FWハフィーニャ、MFダニ・オルモ、MFフェルミン・ロペスの4人だ。

昨季チーム最多得点を記録したのはヤマルの24ゴールとラフィーニャの21ゴール。さらにオルモとフェルミンを合わせると、この4人だけで68ゴールを記録している。

この数字を維持できれば、バルセロナの攻撃力を大きく落とさずに済む。逆に、彼らの得点数まで減少すれば、54ゴールの穴は一気に大きな問題となるだろう。

また、センターフォワードを補強できなかった場合には、フリックが「偽9番」を採用する可能性もある。ヤマルやラフィーニャ、オルモ、フェルミンらを前線で流動的に配置し、特定のストライカーに得点を集中させない形だ。


フリックに求められるのは、単純に新たなストライカーを一人獲得することではない。失われた54ゴールをチーム全体でどう再分配するのか、大きな注目を集めそうだ。

編集部おすすめ