ブライトンの三笘薫 photo/Getty Images
勝負強い選手は頼りになる
26-27シーズンのプレミアリーグが開幕した。ファーストゲームではディフェンディングチャンピオンのアーセナルが登場し、昇格組のコベントリーを3-0で下した。
一方マンチェスター・ユナイテッド、トッテナムと2つのBIG6は苦戦。ハル・シティ、ブレントフォードにそれぞれ完封負けを喫してしまった。
今後タイトルがかかったゲームや降格、残留が決まる試合が行われることになるが、そういった展開で輝くのは「勝負強さ」を持つ選手だ。ここぞというタイミングで実力を発揮できる選手は重宝される傾向にある。
『The Athletic』ではこういった「勝負強さ」を数値化するため、21-22シーズンから現在にかけてリーグ戦で20ゴール以上を挙げた選手を対象に調査を実施。試合終了直前であれば2ポイント、ハーフタイム直後はまだスコアが変わる可能性があるため0.5ポイント、3点差以上でリードしている状態では0ポイントと、得点の重要度を場面ごとに分類し、数値から見える「勝負強い」選手を探した。
そこでトップに立ったのが現在は英2部チャンピオンシップで戦うウェストハムのトーマス・ソウチェクだ。
21-22シーズンからここまでの5年間で28ゴールを挙げたが、そのうちの86%となる24ゴールが試合の展開を変えるゴールだった。192cmとサイズのある選手で、巧みなボックス内への飛び出しからチームを何度も救っている。
2位はアストン・ヴィラからチェルシーに移籍したモーガン・ロジャーズ。21ゴール中81%となる17ゴールで試合の流れを変えた。
3位はウェストハムのジェイムズ・ウォード・プラウズ、4位はウルブズのラウール・ヒメネス、5位は現在トルコのガラタサライにいるウィルフレッド・ザハ(2023年までクリスタル・パレスに所属)、6位はトッテナムのドミニク・ソランケ、7位にはブライトンに所属する三笘薫が選出された。
三笘は23ゴールを挙げ、そのうち74%となる17ゴールが試合の流れを変える重要な得点だった。昨季のプレミア第21節、1-1のドローに終わったマンチェスター・シティ戦で同点弾を決めて勝ち点1をチームにもたらしている。
近年のプレミアリーグで最も得点を挙げているのはマンチェスター・シティのアーリング・ハーランドだが、今回の統計ではベスト20入りを逃している。
別の統計としてチームに2点差以上のリードをもたらす、米紙が「セキュリティゴール」と呼ぶ得点でハーランドはブレントフォードのイゴール・チアゴ、アーセナルのエベレチ・エゼ、ブカヨ・サカに続く4位にランクインしている。ハーランドの112ゴール中30%となる33ゴールがセキュリティゴールだった。
また、80分以降の終盤のみでも集計を行っており、そこでトップに立ったのがアーセナルのブルーノ・ギマランイス。集計時はニューカッスルに所属していたが、30ゴール中30%となる9ゴールがラスト10分に生まれている。MFながら得点力のある選手であり、今季のアーセナルでも同様の活躍に期待したい。
リーグ戦を戦う上で、勝つことと同様に1ポイントを獲得する負けないゲームも重要となるが、26-27シーズンでは誰が試合の流れを変える最も「勝負強い」選手となるのだろうか。

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