人口1万3000人の町がブンデス初勝利に沸く いきなりレヴァ...の画像はこちら >>

レヴァークーゼン相手に勝利したエルフェアスベルク photo/Getty Images

4部相当から5年で1部まで昇格してきた

初のブンデスリーガ1部の戦いで残留を果たせるだろうか。開幕節からレヴァークーゼンを3-2で撃破したSVエルフェアスベルクFCに注目が集まっている。



人口僅か1万3000人の小さな町からブンデスリーガ昇格を果たしたエルフェアスベルク。印象的なのは、ここ5年の間に4部相当のレギオナルリーガ・ズュートヴェストから昇格してきたということだ。

長らくエルフェアスベルクはこのカテゴリーで戦ってきたが、2021-22シーズンに優勝を果たしてドリッテ・リーガへ昇格。すると2022-23シーズンにいきなりドリッテ・リーガでも1位となり、一気にブンデスリーガ2部へ。

そこでも昨季2位での昇格を決め、クラブ初の1部昇格を勝ち取った。英『BBC』はイングランドで注目を集めるレクサムに近いストーリーと紹介しているが、エルフェアスベルクはレクサムほどの資金力はない。

エルフェアスベルクが急速に成長した要因として、2017よりクラブのスカウトからスポーツディレクターまで務めてきたオーレ・ブックの存在がある。

ブックは若手の才能を見抜き、巧みにチームを強化してきた。その1人が現在ニューカッスルに所属するドイツ代表FWニック・ヴォルテマーデで、エルフェアスベルクは2022-23シーズンにヴォルテマーデをブレーメンのBチームからレンタルで獲得。ヴォルテマーデもその期待に応えて3部で10ゴールと活躍。チームの2部昇格に貢献した。

ブックはそうした功績が認められ、今年4月よりドルトムントのSDに就任している。
ブックが去ったのはエルフェアスベルクにとって痛手だったが、クラブの技術責任者であるヨーゼフ・ウェルツミュラーはクラブの方針がブレることはないと今季の戦いにも前向きだ。

「方針は何も変えない。勇敢に情熱的、賢明であること。この3本柱だ。我々のゲームを見れば分かる通り、ハイインテンシティな選手を求めていて、それは今後も変わらない」

「ここ数年で起きたことは、この町にとって異例なことだった。今町を歩いたり、車で走れば、至る所にエルフェアスベルクのフラッグが掲げられていて、クラブの帽子やジャージといったグッズを身につけている人を見かける。それは我々にとっての誇りだ。このクラブは町に住む人々の生活の一部になっているように感じる」

チームは開幕戦からいきなりレヴァークーゼンをホームで撃破することになり、町が盛り上がったのは間違いない。ブンデス残留は簡単なミッションではないが、エルフェアスベルクはどこまで食らいつけるか。

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