6月30日、お笑い芸人の陣内智則とフジテレビ松村未央アナウンサーが婚姻届を提出したことを発表した。

そんな陣内の前妻は、陣内より一歩先に再び幸せをつかんだ女優の藤原紀香だ。
2006年夏、テレビドラマの共演で親しくなった陣内と紀香。半年後の12月に電撃的に婚約を発表した2人は、2007年2月に神戸市にある“縁結びの神様”生田神社で挙式を行なった。
鮮やかな十二単と束帯姿を着込んだ紀香と陣内は、まるでお雛様とお内裏様のようだと日本中に大きな話題を振りまいた。

郷ひろみの「お嫁サンバ紀香バージョン」が話題に


そんな話題の神前式から3カ月後、2人はホテルオークラ神戸で豪華な結婚披露宴を開く。その様子は日本テレビ系で完全生中継され、関西地区ではなんと40%と記録的な高視聴率を記録した。

故・宇津井健や舘ひろしらが祝辞を述べるなど、披露宴には豪華な顔ぶれの招待客が約600人集結。
サプライズゲストには紀香と同じ事務所に所属する郷ひろみが。
「お嫁サンバ」の「恋する女はきれいさ~」の歌い出しを「恋する紀香はきれいさ~」と替え歌にして、2人の晴れの舞台をハイテンションで盛り上げた。

これをきっかけに「お嫁サンバ」への問い合わせが殺到。これを受けて、100人の女性の名前が入った「お嫁サンバ 名前入りバージョン」の着うた配信が決定したほど。郷ひろみ本人が100バージョンをすべて歌い分けた。
ちなみに、この「お嫁サンバ 名前入りバージョン」、1950年から2000年の間に生まれた女の子の名前ランキングから選ばれたのだが、そこには「聖子」、「ゆりえ」、「なみ」など郷の元カノや前妻の名前も入っていた。

サブライズで歌われた「永遠にともに」


披露宴もいよいよクライマックス!新婦の紀香に送られたのは、陣内がコブクロの「永遠にともに」をピアノの弾き語りで歌を贈るというサプライズだった。
けっして歌は得意ではない陣内が、紀香に内緒でピアノと歌を練習した感動のエピソード……。
一生懸命な陣内の姿に紀香も視聴者も涙した。

「永遠にともに」は愛する2人がともに生きていくと決めて、未来に向かって第一歩を踏み出す心情を歌ったコブクロ屈指の名曲。
しかし、「永遠にともに」のことを知らない郷が、「陣内くん、すごい!素晴らしい曲を作ったね」と絶賛したことを陣内に暴露されている。

コブクロの名曲がお蔵入りの危機に?


2004年の発売当初から結婚式の定番ソングとして人気を集めていた「永遠とともに」。陣内&紀香披露宴の感動のエピソードもあって、その人気はさらにヒートアップした。
しかし、2009年に陣内と紀香が離婚。
まさかのスピード離婚で縁起が悪いイメージがついてしまい、「永遠にともに」が結婚披露宴で歌われることはほとんどなくなった。

これが原因かどうかはわからないが、コブクロもしばらくはコンサートで「永遠とともに」を歌わなくなってしまった。しかし、2015年のコンサートで久々に解禁。
そのことをファンから教えられた陣内が、「本当に申し訳ない。せっかくの名曲を僕のせいで迷惑をかけました」と謝罪するというトホホなオチがついてしまった。

「永遠にともに」はぜひとも後世に残したい名バラード。
紀香と陣内がともに幸せをつかんだ今、過去のあれやこれはもう時効のハズ。「傷ついて壊れても、再び幸せに巡り会える」ナンバーとして、永遠に解禁されることを期待したい。
(佐藤ジェニー)

※文中の画像はamazonより陣内智則ワールドツアーin韓国 NETAJIN [DVD]