第1話ではそんなシチュエーションを追いながら、菜美が料理教室で知り合った主婦・水上知花(倉科カナ)がDVを受けていることに気づき事態が動き出す。「アクション・ホームドラマ」と謳われるが主婦たちを中心に家族に起きる問題を取り上げており、視聴者は菜美による“特殊工作員”仕込みのアクションと身近な社会問題をどう解決するのか同時進行で興味をくすぐられる。
原案・脚本の金城一紀と言えば岡田准一のアクションを大胆に取り入れた『SP 警視庁警備部警護課第四係』をはじめ、小栗旬を起用した『BORDER』に『CRISIS 公安機動捜査隊特捜班』で知られる。それだけに綾瀬はるか演じるヒロイン・菜美のアクションも迫力満点だ。
特に「綾瀬はるかさんの巨大な才能を、ぜひ目撃してください。アクション、コメディ、シリアス、なんでもこいです」と彼女の演技に信頼を寄せている。これまで日本になかったエンタメ作品を目指した冒険的なドラマだという金城をして「でも、綾瀬はるかさんなら違和感なく作品世界を引っ張っていってくれると思いましたが、想像以上でした」とそのポテンシャルに舌を巻いていた。
また「綾瀬はるかさん、広末涼子さん、本田翼さんのアンサンブル、最高です」というように広末涼子が演じる優里は世間を良く知っており、本田翼演じる京子は若くて頼りなさそうだがムードメーカーというキャラで3人のバランスが絶妙だ。
実はそんな優里と京子も家庭に戻れば悩みを抱えている。これからは彼女たちの問題もクローズアップされ、さらには西島秀俊演じる菜美の夫・勇輝がどう関わってくるか気になる。
画像は『奥様は、取り扱い注意【公式】 2017年10月4日付Instagram「#あと1時間30分#奥様は取り扱い注意」、2017年10月2日付Instagram「#奥様は、取り扱い注意#10/4よる10時」』のスクリーンショット
(TechinsightJapan編集部 真紀和泉)