「尻職人」の愛称で知られるグラビアアイドル倉持由香(26)が、発売中の「週刊プレイボーイ」(集英社)の表紙と袋とじグラビアに登場。「1週間以内にSNSで100万いいねもらったら表紙」というプロジェクトに見事成功し、念願の「週プレ初表紙」を飾った。



 同号では「感謝の大開放!!」と題し、自身の最大のチャームポイントである100センチのヒップを大露出。念願の表紙ではTバック状態になったお尻、鏡越しに映っているDカップの「適乳」バスト、少し大人っぽいイメージになったセクシーな表情、そのすべてを同時に見せつけるという高等テクニックを披露している。袋とじグラビアでは倉持自身が「私のグラビア歴の中で最大露出」と言うほどの過激な姿を解禁しており、まさに「感謝の大開放!!」という言葉に相応しい限界突破グラビアとなっている。

 これにネット上では「あんなエロい表紙、買わないなんて選択肢はない!」「普通は表紙が最大の見せ場なのに、袋とじの中身でも勝負してて久々にすげぇと思った」「パンツ脱いだ尻職人たまらん」などと絶賛と祝福の声が殺到。さらには「週刊大衆」(双葉社)の公式Twitterアカウントが「他誌ながら、超ナイスな倉持由香さんの表紙」と思わず反応してしまうなど、大反響を巻き越している。また、一部では「売り切れていて買えない!」との報告も上がっており、売れ行きも好調の気配だ。


 倉持は2013年ごろから自身のTwitterに毎日のようにお尻画像をアップし、ネット上で「尻職人」と呼ばれるようになったことでブレイク。さらに「グラドル自画撮り部」の部長と称し、グループアイドルやモグラ女子の台頭で活躍の機会が激減していたグラドルたちがSNSを舞台にグラビアを披露し、知名度や人気を高めていくという戦略を提唱した。

 これに賛同した多くのグラドルたちがセクシーな自撮り画像をSNSにアップするという一大ムーブメントが巻き起こり、倉持をはじめとした「ネット発」の人気グラドルが多数出現。昨今はグラドルが週刊誌の表紙に徐々に返り咲くようになっており、いわゆる「グラドル復権」の立役者ともなっている。

 ついにはグラドルの頂点の証ともいえる「週プレ表紙」までゲットしてしまった倉持だが、その芸能活動は決して順風満帆ではなかった。

 約13年前に当時13歳で芸能界入りした倉持だが、当初は一般的な知名度が皆無に近く、住み込みで事務所の台所に寝袋で寝泊まりするような厳しい下積み生活を続けた。
08年には空手で痴漢を撃退したことが大きく報道されるが、それに味を占めた当時の所属事務所によって「空手アイドル」として売り出されそうになったこともあった。グラビア活動では自主制作のデジタル写真集やDVDを発売していたものの、一部のコアなアイドルファンにしか知られておらず、「週プレ表紙」など夢のまた夢といった状況だった。

 だが2011年の事務所移籍をきっかけに、コンプレックスだった大きなお尻を最大の武器に変えて「尻職人」として覚醒。事務所に言われるがまま流されるのではなく、ネットを駆使して自ら積極的にファンを増やすための努力を重ね、Twitterのフォロワー数は29万人を突破。さらに「ネット人気」をリアルの写真集リリースやテレビ出演につなげ、苦節13年にして念願の「週プレ表紙」を飾るという"グラビアンドリーム"を実現させた。

 「グラドル復権」の旗印を掲げて、その先陣を切ってきた倉持。
その苦労が報われたといえる今回の初表紙だが、まだまだ彼女は進化を続けてくれるはず。二回目、三回目の表紙を目指して今後も奮闘を期待したい。
(文=佐藤勇馬/Yellow Tear Drops)